こんにちは。街の屋根やさん名古屋南店です。

前回のブログでは、名古屋市緑区の住宅にて実施しているパミール屋根へのカバー工法メンテナンスにおいて、ガルバリウム鋼板屋根を用いた立平葺きによる本体施工の様子をお伝えいたしました。

今回は、カバー工法メンテナンスの仕上げとなる棟板金や雨押え板金などの役物の取り付けについて、その施工の様子をご紹介したいと思います。

▼前回までのブログ
・名古屋市緑区でパミール屋根の現場調査、ボロボロに表層が剥がれ落ちる層状剥離を確認
・名古屋市緑区の住宅でパミール屋根カバー工法メンテナンス、防水シートの敷設の様子
・名古屋市緑区でパミール屋根へのカバー工事、ガルバリウム鋼板屋根を立平葺きにて施工

屋根カバー工法メンテナンスの棟板金や雨押え板金の取り付け

今回、実施している屋根カバー工法メンテナンスは、屋根仕上げ材のパミールに層状剝離が生じるなど、激しい経年劣化症状に対応するものです。

パミール屋根は、1990年代から2000年代前半にかけ、多くの住宅で使用されてきたノンアスベストのスレート屋根材です。

ところが、経年劣化による層状剥離やひび割れが問題となり、とくに築後10年以上経過する頃には、損傷が著しく進み、雨漏りのリスクも高まってくるので、何らかのメンテナンスを検討する必要があります。

このようなパミール屋根の問題を解決するには、カバー工法か葺き替えによるメンテナンス方法が効果的です。

そして、今回は、カバー工法によるメンテナンスを行っており、前回までにガルバリウム鋼板屋根を用いた本体葺きが完了しています。

この後は、棟部への棟板金や下屋根と外壁との取り合い部への雨押え板金などの取り付けを行い、仕上げていきます。

棟板金の取り付け状況です。

棟部は、屋根どうしが接合するところであることから、弱点になりやすく、雨漏りなどのトラブルが起こりやすい部分でもあるので、しっかりと雨仕舞をして納めます。

棟板金の取り付け完了後には、金属屋根の特徴ともいえるスタイリッシュな外観となって仕上がっています。

また、下屋根と外壁との取り合い部も、雨漏りが起こりやすいので、雨押え板金を適切に設置し、雨水の侵入を確実に防ぐ必要があります。

雨押え板金の取り付け完了後は、さらにその上部やジョイント部などにコーキングを充填して隙間を塞いでいます。

板金役物を取り付けたら、カバー工法メンテナンスの完了です。

なお、次回のブログでは、雨樋交換と鼻隠しへの塗装メンテナンスについて、その様子をご紹介したいと思います。