こんにちは。街の屋根やさん名古屋南店です。

前回のブログでは、名古屋市緑区の住宅にて実施している外壁ガルバ角波板金カバー工事の下地に用いる胴縁の重要性をお伝えいたしました。

今回は、透湿防水シートと胴縁でつくった下地に対して行った外壁カバー工事のガルバ角波板金本体張り工程について、その様子をご紹介したいと思います。

▼前回までのブログ
・名古屋市緑区にて隣家の解体によって外壁のモルタル下地が露出した住宅の現場調査
・名古屋市緑区で外壁モルタルカバー工法メンテナンス、外壁1面にのみ仮設足場を設置
・名古屋市緑区の外壁カバー工事で使用する透湿防水シートの重要な役割と施工のポイント
・名古屋市緑区で外壁ガルバ角波板金カバー工事、下地工事で取り付ける胴縁の重要性

ガルバ角波板金によるカバー工事

現場調査の際、隣家の解体工事にともなって露出した外壁のモルタル下地は、ひび割れが生じるなど、著しく劣化している状況にありました。

そのため、既存外壁の上に透湿防水シートと胴縁を用いて下地をつくり、さらにガルバ角波板金を被せて仕上げるカバー工事を行っています。

なお、前回までに下地工事が完了しています。

下地が完了したら、いよいよ外劇仕上げ材であるガルバ角波板金の本体施工です。

ガルバ角波板金とは、角型に折り曲げて成形したガルバリウム鋼板製の外装仕上げ材のことをいい、金属サイディングの一種でもあるので角波サイディングと呼ばれることもあります。

過去には、トタン製の角波板金がよく用いられていましたが、近年においては腐食しにくく、耐久性が高いガルバリウム鋼板製が主流となっています。

ちなみに期待耐用年数は、トタンが10～15年程度であることに対し、ガルバリウム鋼板は15～20年程度と長寿命です。

ガルバ角波板金本体を下地の胴縁に対して、専用釘でしっかりと固定します。

角波ガルバ板金は、折り曲げて成形したデザインとなっているので、材料どうしの継ぎ目がわかりにくく、納まりが美しく仕上がることも特徴です。

出隅部や外壁天端部には、こちらもガルバリウム鋼板製の板金役物を取り付け、しっかりと雨仕舞を行っています。

これら、板金役物を取り付けるような位置は、雨や風の影響を受けやすいので、十分な雨仕舞をしておかないと、雨漏りを引き起こす原因にもなってしまうので注意が必要です。

ガルバ角波板金の施工をすべて終え、外壁カバー工事の完成です。

この後は、足場を解体してお引渡しとなります。

なお、次回のブログでは、外壁カバー工事完成後の仕上がり状況について、現場調査時と比較しながらご紹介いたしますので、ぜひご覧ください。