
2025.05.04
こんにちは。街の屋根やさん名古屋南店です。 前回のブログでは、安城市の工場建物にて実施しているカバー工法による改修工事のクレーン車を用いた材料搬入の様子をご紹介いたしました。 今回は、既存スレート屋根に対して新規ガルバリウム鋼板製の折板屋根を設置していく工程について、その施工の様…

こんにちは。街の屋根やさん名古屋南店です。
前回のブログでは、安城市の工場建物にて実施しているカバー工法による改修工事の足場設置と屋根のボルト頭切断の様子をお伝えいたしました。
今回は、工場や倉庫の屋根仕上げによく使われる波型スレートのおもな改修方法とそれぞれの特徴について、解説してみたいと思います。
今回、工場建物の経年劣化に対応するため、既存の波型スレート屋根の上にガルバリウム鋼板製の折板屋根を被せて仕上げるカバー工法による改修工事を行っています。
ちなみに、波型スレート屋根とは、その名の通り波型形状をしたスレート屋根材のことです。
耐久性が高く、耐火性にも優れるほか、コストパフォーマンスもよいので、工場や倉庫の屋根仕上げ材として、非常によく使われています。
また、波型スレートは、2004年以前に製造されている場合、その多くはアスベストが含まれています。
とはいえ、波型スレートに含まれるアスベストは、比較的安全な「レベル3」に設定されているので、解体工事がともなわないケースでは、人体に影響を与えることはほとんどありません。
波型スレート屋根に対する改修方法は、大きく以下のような方法があります。
・カバー工法
・塗装
・張り替え
カバー工法による改修工事は、既存の波型スレート屋根の上に新しい金属屋根材を被せて仕上げる方法です。
波型スレート屋根に対する改修工事では、このカバー工法が主流となっています。
カバー工法のメリット
・既存屋根を撤去しないので廃材処理費用を抑えられる
・アスベストが飛散しない
・工場を稼働しながら施工ができる
カバー工法のデメリット
・屋根が若干重くなる
・屋根下地が著しく劣化している場合は不向き
塗装による改修工事は、波型スレート屋根の表面に塗装を行い、美観の形成と保護機能を確保する方法です。
塗装のメリット
・工事コストが安い
・工期が短い
塗装のデメリット
・著しく劣化している屋根には不向き
・定期的な再塗装が必要
張り替えによる改修工事は、既存の波型スレート屋根を撤去して、新しい屋根材と交換する方法です。
張り替えのメリット
・軽量な屋根材を使うと耐震性を強化できる
・根本的な改善により長期的な性能維持が期待できる
張り替えのデメリット
・廃材処理費用が高くなる
・アスベストを含有する屋根材を撤去する場合は有資格者が必要となる
・工場の稼働を止めなくてはならない場合がある
工場の屋根は、雨や風から建物を保護するだけでなく、設備や製品などを守り、そして作業環境を快適に保つ重要な役割を担っています。
そのため、工事コストのほか、安心や安全など、あらゆる面を考慮しながら、最適な改修方法を選ぶことが重要です。
なお、次回のブログからは、屋根カバー工法の施工の様子について、ご紹介していきたいと思います。
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