こんにちは。街の屋根やさん名古屋南店です。

前回のブログでは、海部郡飛島村の波型スレート仕上げの工場建物において、外壁にさまざまな劣化症状を確認した現場調査の内容をお伝えいたしました。

今回は、現場調査に基づいて実施する屋根と外壁のメンテナンスのために作成したカラーシミュレーションについて、その内容をご紹介したいと思います。

▼前回までのブログ
・海部郡飛島村の工場建物で雨漏り調査、波型スレート屋根に塗膜剥がれや割れを確認
・海部郡飛島村で波型スレートに劣化による割れやフックボルトのサビを確認した外壁調査

工場建物メンテナンスのカラーシミュレーション

今回、メンテナンスを行うのは、工場建物の屋根と外壁についてです。

雨漏りしているとのご相談をいただき、現場調査を行ったところ、屋根と外壁の波型スレートにさまざまな劣化症状が見られ、それらが雨漏りを引き起こす原因となっていました。

まず、屋根は、全体的に塗装が色あせ、ところどころで剥がれ生じているほか、波型スレート本体の割れ、フックボルトのサビなどなどを確認しています。

そのため、既存の波型スレートの上にガルバリウム鋼板製の折板屋根を被せて仕上げるカバー工法でメンテナンスを行っていきます。

外壁は、広い範囲に汚れやカビが付着して黒ずんでいるほか、波型スレート本体の割れや、屋根と同様にフックボルトのサビなどを確認しています。

そのため、必要な補修を行い、塗装によるメンテナンスを行っていきます。

そして、外装メンテナンスを行うにあたり、事前にカラーシミュレーションを行っています。

カラーシミュレーションとは、実際の建物の写真を使い、専用の編集ソフトで色を付けてメンテナンス後のイメージを作成するものになります。

カラーシミュレーションを行うことで、完成後の仕上がりを事前に知ることができるので、とくにイメージチェンジを図りたいケースにおいては、失敗を防ぐうえでも効果的です。

実際に作成したカラーシミュレーションです。

外壁には、大きくイメージを変えないグレー色を使って塗装を行います。

また、ゲート部分と庇の折板屋根部分には濃いネイビー色を使い、以前とは異なるイメージで塗装を行っていきます。

外観にメリハリが加わり、全体を引き締めるとともに、上品な仕上がりが期待できそうです。

ちなみに、緑系の色で塗装が施されていた屋根には、シルバー色の折板屋根を用いたカバー工事を行います。

なお、次回のブログでは、ガルバリウム鋼板製の折板屋根を用いたカバー工法メンテナンスについて、施工の様子をご紹介いたします。