2024.09.15
こんにちは。街の屋根やさん名古屋南店です。 前回のブログでは、名古屋市緑区の資材倉庫にて実施している屋根カバー工法メンテナンスの棟部およびケラバ部への板金役物設置の様子をお伝えいたしました。 今回は、すべての工程を終えたメンテナンス完成後の仕上がり状況について、詳しくご紹介したい…
こんにちは。街の屋根やさん名古屋南店です。
今回は、愛知県海部郡飛島村の波型スレート仕上げの工場建物で発生していた雨漏りに関する現場調査について、その内容をご紹介いたします。
工場建物の屋根と外壁仕上げは波型スレートです。
波型スレートとは、セメントや繊維などを主成分とする波形の外装材のことをいい、工場建物の屋根や外壁の仕上げ材として一般的によく使われているものになります。
なお、今回の雨漏り調査は、ドローンを使い、屋根や外壁の状況を隅々までチェックしていきます。
まずは、屋根の調査からです。
波型スレートは、大きく「大波スレート」と「小波スレート」の2種類があり、今回の屋根仕上げには「大波スレート」が用いられています。
ちなみに「大波スレート」のサイズは、波のピッチが130mm、高さが38mmであることに対し、「小波スレート」はピッチが63.5mm、高さが18mmとなります。
また、波型スレートは、鉄骨の下地に対し、フックボルトを引っかけて取り付けるだけという簡単な構造となっていることが大きな特徴です。
つまり、住宅の屋根のように、野地板や防水シートが仕上げ材の下に設けられていないので、波型スレートに著しいダメージが及ぶと、雨漏りにつながりやすいということです。
波型スレートの屋根は、緑系の色で塗装が施されていますが、古い塗膜はところどころで剥がれが生じており、防水性の衰えが見られます。
波型スレートは、水分を吸収する素材なので、吸水と乾燥を繰り返しながら、浮きや反りといった症状が現れることがあります。
そして、浮きや反りなどの劣化症状は、やがて雨漏りを引き起こす原因にもなるので、その点では十分に注意しておかなくてはなりません。
よって、早い段階で塗装を行っておくと、防水機能を発揮して劣化を抑え、寿命を延ばす効果が期待できるようになるのです。
また、波型スレート屋根には、一部に割れが見られるほか、本体を固定するフックボルトの多くがサビてしまっています。
波型スレートの割れやフックボルトのサビは、隙間が生じる原因となるので、そこから雨漏りが起こるケースも珍しくありません。
今回の雨漏り調査では、波型スレート屋根に、塗膜剥がれや割れ、フックボルトのサビなど、多くの劣化症状が確認できました。
この調査結果を受け、既存の波型スレート屋根の上に折板屋根を被せるカバー工法によるメンテナンスを行うことが決定しました。
また、外壁についても同時にメンテナンスを行っていきますが、そのために行った調査について、次回のブログにてご紹介したいと思います。
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