こんにちは。街の屋根やさん名古屋南店です。

前回のブログでは、日進市の会社倉庫として利用されている古民家の修繕工事において、ダメージの激しい屋根の一部を解体していく様子をお伝えいたしました。

今回は、解体した大屋根軒先部分に板金部材や雨樋などを取り付けて納める施工の様子をご紹介したいと思います。

▼前回までのブログ
・日進市で会社倉庫として利用している古民家の現場調査、屋根の軒先が老朽化で崩落
・日進市で崩れ落ちた瓦屋根の修繕工事、瓦が落下するリスクとその対策を徹底解説
・日進市の屋根の軒先が老朽化で崩落した古民家倉庫の修繕工事、屋根の部分解体の様子

大屋根軒先部分への板金部材や雨樋などの取り付け施工

今回、会社倉庫の屋根に対して行っている修繕工事は、老朽化により著しく耐久性が低下し、瓦の重さに耐えきれず軒先が崩壊してしまったことに対する処置です。

なお、今回は、3年後に建て替え予定があるとのことから、部分的な修繕工事にて対応することが決定しています。

そして、その屋根修繕工事は、前回までに、軒先部分の一部カットと板材の取り付け、そして下屋根の下地やり替えなどが完了しています。

この後は、大屋根をカットした部分に雨仕舞を施し、板金部材や雨樋などを取り付けて納める工程となります。

カットした軒先部分には、水切り板金を取り付けて瓦を戻し、鼻隠しとして取り付けていた板材に新しい雨樋を設置しています。

これら軒先の納めにより、屋根に降り注いだ雨水は雨樋まで誘導され、外部へと排出する機能を確保できました。

とはいえ、軒の出がなくなった分、外壁やサッシなどへの雨水、日差しの影響が強くなるので、その点を考慮しながら使用していくことも重要になります。

また、屋根のケラバ部分にも板金部材を取り付けています。

ケラバは、雨や風の影響を大きく受けやすく、トラブルが発生しやすい場所でもあるので、板金部材をしっかりと固定して納めています。

大屋根を部分的にカットした軒先の修繕が完了しました。

この後は、全体に多くのズレが発生していた瓦を整え、ラバーロック工法にて固定していく工程となります。

ちなみに、ラバーロック工法とは、コーキング材などを使って瓦材を固定することにより、ズレや脱落などを防止する補修方法をいいます。

なお、ラバーロック工法による瓦材の固定の様子は、次回のブログにて、詳しくご紹介いたしますので、ぜひご覧ください。