こんにちは。街の屋根やさん名古屋南店です。

前回のブログでは、名古屋市緑区の住宅にて、ベランダに施した植栽が原因となって起こっている雨漏りの調査についてお伝えいたしました。

今回は、雨漏り調査に基づいて実施するベランダ防水メンテナンスの最初の工程となる植栽や土の撤去について、その様子をご紹介したいと思います。

▼現場ブログ
・名古屋市緑区でベランダの緑化が原因で軒天から雨漏りが発生した住宅の現場調査

雨漏りの原因となっているベランダの植栽の撤去

前回、行った現場調査では、住宅のベランダに施している植栽が原因となって雨漏りが発生し、その影響による1階駐車スペースの軒天剥がれ落ちを確認しています。

ベランダの床面には、植栽のほかにも雑草が多く生えており、枯れ葉や折れた枝などが排水口の周辺に堆積している様子も確認できました。

このような状況は、ベランダ防水のメンテナンスが難しくなるばかりか、すでに傷んでいる可能性もあり、また、詰まりによる排水不良が生じるリスクもあると考えられます。

そのため、植栽を取り除いたうえで、ウレタン塗膜防水によるメンテナンスを行うことが決定しています。

まずは、ベランダの植栽や土を取り除いていく作業からです。

水分を含んだ土が深くまで入っていることから、建物への負担もかなり大きかったものと思われます。

植栽や土などの撤去は、当然ですが、重機が使えないので、すべて人力で行います。

しかし、植栽は全体に根を張って育っていることから、これを取り除くのは簡単ではなく、とてもたいへんな労力が必要となります。

除去した土などは、適切に処分します。

植栽や土などの撤去が完了すると、下地に大きなひび割れが見られるほか、ドレン金物が激しく腐食している様子も確認できます。

これまでベランダ全体が植栽や土で覆われていたこともあり、下地の状況をチェックする点検やメンテナンスが十分でなかったことが雨漏りにつながったといえるかもしれません。

植栽や土の撤去が完了したら、軒天補修とベランダへのウレタン塗膜防水メンテナンスを行い、雨漏りの解消と機能回復を図っていきます。

なお、これら軒天補修とベランダへのウレタン塗膜防水メンテナンスの様子は、次回のブログにて詳しくご紹介いたしますので、ぜひご覧ください。