2024.10.30
こんにちは。街の屋根やさん名古屋南店です。 前回のブログでは、名古屋市緑区の住宅にて実施しているパミール屋根へのカバー工事といっしょに行った雨樋交換と鼻隠し塗装の様子をお伝えいたしました。 今回は、これまで行ってきた劣化にともなう屋根メンテナンスの完成後の出来栄えについてご紹介し…
今回、屋根メンテナンスのために現地確認を行うのは、波型スレート仕上げの資材倉庫で、建物の老朽化にともなうご相談をいただいたことがきっかけとなります。
ちなみに、波型スレートとは、セメントを主成分とする波型に成型された外装材のことで、倉庫や工場の屋根や外壁によく使用されているものになります。
波型スレートには、大きく、大波スレートと小波スレートの2種類があり、大波スレートは屋根および外壁に、小波スレートは外壁に用いられることが一般的です。
現地確認を行った資材倉庫は、一目で老朽化が進み、ひどく傷んでいる様子がわかります。
波型スレートは、耐久性が高いことが特徴のひとつで、その期待耐用年数は、25年以上といわれています。
ただし、台風のような強風時には飛散や破損などが生じやすいほか、波型スレートを固定するフックボルトが著しく腐食すると雨漏りの原因となりやすいことなどは注意が必要です。
実際に、既存の外壁には、波型スレート本体の欠けやフックボルトのサビといった症状が多数見られます。
また、今回、カバー工事メンテナンスを実施する建物のお施主様は、断熱工事業者でもあることから、既存屋根の上に断熱材であるグラスウールを入れ、その上に折板屋根を施工して仕上げることになっています。
このように、屋根を断熱仕様にすることにより、屋根からの熱の出入りを防いで室温の安定化を図るとともに、保存環境の向上が期待できそうです。
この後は、足場を設置し、断熱材の敷き施工、折板屋根によるカバー工事といった手順で進めていきます。
なお、次回のブログでは、足場設置の様子をご紹介したいと思います。
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