2024.12.19
こんにちは。街の屋根やさん名古屋南店です。 前回のブログでは、名古屋市緑区の瓦屋根の住宅において実施する漆喰詰め直しメンテナンスの養生作業と既存漆喰の撤去の様子をお伝えいたしました。 今回は、劣化した漆喰を取り除いた大棟の三日月部に新たな南蛮漆喰を詰め直す工程について、その施工の…
こんにちは。街の屋根やさん名古屋南店です。
前回のブログでは、名古屋市緑区の瓦屋根の住宅において実施している漆喰詰め直しメンテナンスの大棟三日月部への南蛮漆喰詰め直し施工の様子をお伝えいたしました。
今回は、鬼瓦まわりへの漆喰詰め直し工程について、その施工の様子をご紹介したいと思います。
▼前回までのブログ
・名古屋市緑区の住宅にて依頼を受けて行ったいぶし瓦の屋根点検、大棟の漆喰に劣化を確認
・名古屋市緑区にて経年劣化にともなう棟の漆喰詰め直し、養生と既存漆喰の撤去の様子
・名古屋市緑区で変色やひび割れがあった大棟の三日月部に新たな南蛮漆喰で詰め直し
今回、行っている屋根の漆喰詰め直しメンテナンスは、大棟の三日月部への施工までが完了しています。
ちなみに、三日月部とは、棟の根元に位置する半円形状をしたところを指していい、この部分に詰めている漆喰を三日月漆喰といいます。
そして、今回の漆喰詰め直しメンテナンスは、三日月部だけでなく、鬼瓦のまわりにも行っています。
鬼瓦とは、建物を守る魔除けや装飾などの目的として棟の端部に設置されている装飾瓦の一種で、住宅をはじめ、寺院や神社、城郭など、日本の伝統的な建物でよく見られるものです。
一般的に、鬼瓦まわりの漆喰のことを鬼巻き漆喰といいます。
鬼瓦は、棟の冠瓦やのし瓦との取り合い部に隙間ができることから、この部分に漆喰を巻き、雨水の侵入を防いでいます。
しかし、これが著しく劣化すると、ひび割れや剥離が起こるばかりか、そこから雨水が入り込むことで、土台部分の強度が低下し、棟の歪みや崩れ、さらには雨漏りにもつながることがあるので注意が必要です。
そのため、定期的に詰め直しなどのメンテナンスを行い、止水機能を保っていくことが重要になります。
鬼巻き漆喰の施工状況です。
経験豊富な職人の技術により、施工後には、とても美しく仕上がっています。
鬼巻き漆喰の見た目の仕上がりは、職人の腕に大きく左右される部分です。
棟裏部分についても、漆喰を塗って蓋をしています。
この部分も、漆喰が劣化して剥がれると、雨水が入り込んで内部の葺き土が流出するようになるので、定期的に漆喰を塗り直すといったメンテナンスは必須です。
これで、今回の漆喰詰め直しメンテナンスは完了となります。
なお、次回のブログでは、今回行ってきた漆喰詰め直しメンテナンスの完成後の仕上がりについて、屋根点検時の状況と比べながらご紹介いたしますので、ぜひご覧ください。
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