2026.01.12
こんにちは。街の屋根やさん名古屋南店です。 前回のブログでは、愛知郡東郷町の宗教施設建物で雨漏り修理のため実施した屋根カバー工事の棟板金の設置についてお伝えいたしました。 今回は、これまで行ってきた屋根カバー工事の完成後の出来栄えについて、ご紹介したいと思います。 雨漏り修理のた…

名古屋市南区にお住まいのお客様から、パミール屋根の劣化に関するご相談をいただいたことがきっかけでした。
隣家で工事を行っていた業者に屋根の傷みを指摘され、急に心配になったそうです。
現地調査を実施したところ、屋根材のめくれや層状の剥離が見られたため、カバー工法によるリフォームをご提案させていただきましたm(__)m





こんにちは。街の屋根やさん名古屋南店です。
本日は、名古屋市南区の住宅において、「劣化したパミール屋根の上に、軽くて丈夫なガルバリウム鋼板を重ね葺き」した事例をご紹介していきましょう。
パミール屋根は塗装によるメンテナンスを行っても、表層部と一緒に塗膜が剥がれてきてしまうため、可能な工法が限られてしまいます。
そこで今回は、
・パミール屋根の修繕方法
・今回の現場で採用した屋根カバー工法の流れ
・使用した建材
を一挙大公開いたします。
同じようにパミール屋根の劣化が気になり始めている方は、ぜひ最後までご覧ください♪
名古屋市南区の住宅では、屋根の仕上げ材にパミールという素材が使用されています。
パミールとは・・・
1996年から2008年にかけて、住宅建材メーカーのニチハにて製造されたスレート屋根材。
当時は法改正によって建築資材へのアスベスト使用が厳しく制限され始めた時期でもあり、ノンアスベストの先駆け的な屋根材としてパミールが製造されました。
しかし、施工から7年ほどで屋根材の表面が剥がれ始め、10年を過ぎる頃にはボロボロに崩れてしまうという不具合が数多く報告されています。
このパミールに限っては塗装によるメンテナンスを行っても、屋根材の表層そのものが剥がれて塗膜ごと一緒に脱落してしまうため、全く意味がありません。
つまり、屋根の機能を回復させるとなると、
・既存の屋根の上に新しい屋根材を重ねる屋根カバー工法(重ね葺き)
・既存の屋根をすべて取り替える葺き替え
のいずれかを選択することになります('◇')ゞ
屋根の上を安全かつ効率的に調査するため、ドローンカメラを用いた調査を実施。
パミール屋根の状態を確認したところ、先端部分から層が剥がれ落ちる剥離が複数箇所で発生していました。
この症状は一度始まると、時間の経過とともに範囲がどんどん広がっていきます。
放置すれば、屋根材そのものがボロボロと脱落するだけでなく、最終的には雨漏りを引き起こして建物内部まで傷めてしまう恐れがあります。
パミール屋根の先端にあたる小口部分では、層と層の間が剥がれる層間剥離が始まっているような状態でした。
薄い層が重なってできているパミールは徐々にめくれ上がり、最終的にはボロボロと崩れ落ちるようになります。
さらに詳しく調査を進めると、パミールの表面に大きなひび割れも確認できました。
屋根の頂上部分を保護する棟板金についても、釘が緩んで浮き上がっている箇所が確認できました。
釘の浮きも、決して軽視できるトラブルではありません。というのも、釘が浮いて生じたわずかな隙間から雨水がじわじわと浸入し、板金を固定している中の下地を腐食させてしまうのです。
下地が傷んで固定力が弱まると、台風や春一番などの強風に煽られた際、棟板金が吹き飛ばされてしまうリスクが非常に高まります。
ご近所への二次被害や、むき出しになった棟からの雨漏りを防ぐためにも補修が必要です('◇')ゞ
屋根の上には、光を取り込むための天窓が設置されていました。
天窓は屋根材との接合部がどうしても多くなるため、構造的に雨漏りが発生しやすい部位になります。
実際、過去には雨漏りが発生したこともあるとのこと。
今回の調査結果を総合的に判断し、将来の安心を考えた抜本的なメンテナンスが必要と考えました。
そこで、耐久性に優れたガルバリウム鋼板を既存の屋根の上に重ねる屋根カバー工法を行うことになりましたm(__)m
屋根カバー工法を始めるにあたり、まずは最初のステップとして、屋根の頂上部分を保護している棟板金と、その下地である貫板を取り外します。
棟板金と貫板を取り外したら、「改質アスファルトルーフィング」という防水シートを施工していきます。
改質アスファルトルーフィングとは・・・
従来のルーフィングに比べて耐水性や耐久性を高めた高性能な防水シート。
屋根材を固定する釘の穴周りにピタッと密着するため、雨水の侵入を徹底的にガードします。
この改質アスファルトルーフィングを施工する際は、雨水の流れを考慮して、軒先から棟に向かってシート同士を重ね合わせながら敷き詰めていくのがポイントです。
シート同士の重ね代が大きければ大きいほど、防水性能がアップします(^_-)-☆
防水シートの固定方法は、新築とカバー工法では大きく異なります。
新築工事であれば、木製の下地にステープルと呼ばれるホッチキスの針のような金具で固定するのが一般的です。
しかし、今回のパミールのようなスレート屋根の上から施工するカバー工法では、下地が硬いため、ステープルではなく釘を用いてしっかりと固定していくのが標準的な手法になります。
ここで重要になるのが、施工の丁寧さです。釘をそのまま打ち込むと、強い力でシートを突き破ってしまうリスクがあるため、カットした板金を当て板として添えて固定しました。
屋根の端にあたる軒先には、軒先唐草と呼ばれる役物を設置しました。
軒先唐草は、屋根の先端から回り込もうとする雨水をスムーズに雨樋へと流し、屋根内部や下地への浸入を未然に防ぐという非常に重要な役割を担っています。
これで、防水シートの敷き込み工程がすべて完了しました(^^)/
・断熱性も大幅アップ
裏面にはポリスチレンフォームが一体化されているため、屋根の断熱性能も大幅に向上します。
仕上げに棟板金を被せ、棟換気も設置していきます。
棟換気とは、屋根の最上部に空気の出口を設けて、小屋裏の換気を促すシステムのこと。
住まいの寿命を延ばし、毎日の暮らしを快適にするための重要な役割を担っています。
【棟換気がもたらす主なメリット】
・住まいの健康を守る(腐食・カビ対策)
棟換気は湿気を効率よく排出し、カビや菌の発生を抑えて建物の耐久性を高めます。
・夏の暑さを和らげる(快適性・省エネ)
棟換気はこもった熱を排出し、冷房効率のアップと快適な室内環境づくりをサポートします。
また、今回は棟換気に日本住環境の「リッヂベンツ」を採用しました。
機能性に優れた「リッヂベンツ」を組み込んだことで、雨風をしのぐだけでなく、家が自ら呼吸するような心地よい屋根になりました☆彡
名古屋市南区の工事では、パミール屋根の深刻な劣化を適切に処置し、金属屋根へのカバー工法で耐久性と美観を大きく向上させることができました。
工事後、お客様からは「これで雨の日も安心です!」と嬉しいお言葉をいただき、職人も達成感を感じていました。
同じように、名古屋市周辺でパミール屋根の劣化にお困りの方は、街の屋根やさん名古屋南店までお気軽にご相談ください。
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