2024.11.04
こんにちは。街の屋根やさん名古屋南店です。 前回のブログでは、名古屋市緑区の物置小屋の雨漏り修理のために実施したポリカーボネート波板張り替え工事の様子をお伝えいたしました。 今回は、ポリカーボネート波板張り替え工事完成後の仕上がり具合について、ご紹介したいと思います。▼前回までの…
今回、おじゃました住宅の屋根は和瓦です。
和瓦そのものは、耐久性が非常に高く、その寿命は50年以上ともいわれます。
しかし、その他漆喰や板金役物などは、当然ですが、それほど長く持つわけではありません。
漆喰や板金役物が著しく劣化して機能しなくなると、野地板などにもダメージが及ぶといった、建物寿命を縮めてしまう原因にもなるので注意が必要です。
そのため、高耐久な瓦屋根であっても、定期的に点検を行い、劣化の状況を見きわめながら適切なメンテナンスを行っていくことが、建物を長く使っていくためには重要になります。
鬼瓦周辺の漆喰は、広範囲に変色が見られ、ところどころでひび割れや欠けが生じています。
漆喰は、瓦材を固定したり、または雨水の侵入を阻止したりするなどの機能を担っていますが、劣化が進むと瓦のズレや雨漏りといった、深刻なダメージに発展することも珍しくありません。
瓦を一部めくってみると、下地となっている葺き土は痩せている様子が確認できます。
葺き土が痩せてくると、固定力も少しずつ弱まり、瓦のズレや雨漏りを引き起こす原因になることもあります。
また、屋根の複数箇所に設置されている板金役物は、ひどく色あせが進み、サビが発生しているものもあります。
板金役物を設置する場所はおもに屋根面の接合部であり、板金がサビて穴があいてしまうと、雨漏りの直接的な原因になりやすいので最も注意しておきたい症状です。
今回の現場調査では、瓦屋根の漆喰や板金役物などに多くの劣化症状が確認できました。
また、瓦屋根は非常に重く、建物への負担も大きいので、どうしても耐震性という点では不利になってしまいます。
お施主様も、そのような認識で、地震対策として軽量化したうえで葺き替えを行うことが決定しました。
ちなみに、今回のメンテナンスで使用する屋根材は、和瓦の風合いを残しつつ軽量化を実現したハイブリッド瓦「ルーガ雅」です。
なお、この「ルーガ雅」を用いた屋根葺き替え工事の様子は、次回からのブログにて詳しくご紹介いたしますので、ぜひ引き続きご覧ください。
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