2024.06.12
こんにちは。街の屋根やさん名古屋南店です。 前回のブログでは、海部郡飛島村の雨漏りしていた工場建物で実施している屋根カバー工事のガルバリウム鋼板製の折板屋根本体張り施工の様子をお伝えいたしました。 今回は、折板屋根本体の張り施工後に行った棟やケラバへの板金役物設置の様子と屋根カバ…
こんにちは。街の屋根やさん名古屋南店です。
今回は、名古屋市天白区にて、外壁の塩ビ波板が強風で飛散した工場プラント室の現場調査について、その内容をご紹介いたします。
このたびの現場調査は、以前、弊社でメンテナンスを行った建物において、外壁仕上げの波板の一部が強風で飛ばされたと連絡をいただいたことで行うものです。
今回、現場調査を行ったのは、5年前に弊社で波板の張り替えを行った工場のプラント室です。
建物の外壁や屋根は、通常の塩ビ波板とガラスネット入り塩ビ波板を組み合わせた仕上げとなっています。
ちなみに、塩ビ波板とは、その名の通り、塩化ビニール樹脂でつくられた波板のことで、近年ではポリカーボネート製が増えていますが、以前は一般的に使用されていたものです。
塩ビ波板は、施工性に優れるほか、非常に低コストで手に入る一方、耐久性が低く、3年程度が寿命とされています。
そして、通常の塩ビ波板にガラスネットを入れることで強度を増したタイプがガラスネット入り塩ビ波板となります。
外壁や屋根の塩ビ波板は、一部に蔦が絡まっているほか、変色や反りが見られるなど、劣化が進んでいる様子が確認できます。
塩ビ波板が劣化すると、柔軟性がなくなり、反りや割れが生じやすくなります。
その結果、雨漏りのような深刻なダメージにもつながってしまうので、そうなる前に張り替えなどのメンテナンスを行うことが重要です。
また、外壁と屋根を留め付けている傘釘の傘はすべて塩ビ製です。
そもそも塩ビは紫外線で傷みやすいうえ、さらに室内の機械が発するガスの影響もあって劣化が早く進んでしまったことなどが原因となり、強風で飛ばされたものと考えられます。
よって、ステンレス製の傘を用いて劣化要因から守るほか、外壁を強風に強い仕様につくり変えることなどもポイントとなります。
風で飛ばされた部分には、ひとまず、応急処置を施しています。
今回の現場調査では、塩ビ波板や傘釘などの劣化が進行した影響から、外壁波板の一部が飛散したことが確認できました。
この調査結果に基づき、メンテナンスを提案したところ、ステンレス製の傘釘を使った張り替えを行っていくことになりました。
そして、さらに、強度を高めるため、外壁波板の上に亜鉛メッキアングルを取り付けるといった、風が強い地域に用いられる工法により工事を行うことも決まっています。
なお、これら工事の様子は、次回のブログから詳しくご紹介いたしますので、ぜひ引き続きご覧ください。
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