雨が降るたびに室内にポタポタ垂れてきていて、天井はもとより、壁にもシミが出来ている
とのことでした…
そりゃ大変だぁ~と、
みよし市東陣取山のお客様ですから、1時間以内に飛んで行きました。
調査の結果、築25年以上経過されてるスレート瓦
俗に言うカラーベスト(ナショナル 現パナソニック)や、コロニアル(クボタ)
と呼ばれている屋根材で、一度塗装はされたものの、塗装の劣化、屋根材自体の経年劣化により、
防水機能は果たしておらず、一番雨漏りしやすい壁際の水切り板金部分からも雨水が浸入している
状態でした。
壁際の水切り板金とは、1階屋根と2階外壁との接地部分の事です。
完成写真の赤い矢印部分です。
大屋根(2階の屋根)は日本瓦で点検した結果、何の問題も無かったのですが、下屋根(1階の屋根)は特に屋根と壁が
接する部分から雨漏りが起こりやすいので、皆さん要注意ですよ!
そして、一昔前のスレート瓦には、アスベストが混入されてるので、それも要注意です!
ですので、今回の場合は、3通り工事方法がありました。
①既設屋根材を撤去して、屋根を葺き直しする。
これは、葺き替えする屋根材によって金額は変わりますが、通常は、同じスレート瓦を葺きます。
しかし、デメリットとしては、既設屋根材を撤去するので、処分代がかかり、手間もかかり、
工期が長くなるので、一番費用がかさみます。
それに、スレート瓦は、10~12年後には、塗装が必要になります。
スレート瓦じゃない屋根材で葺き替えるともっと費用がかかる物もあります。
②既設屋根材の上にのせられる、軽量の新しい屋根材を葺く。(カバールーフ工法と言う)
最近は、ガルバリウム鋼板(アルミ合金)で作られた、上にのせても問題のない軽量の
屋根材が主流になってます。(重量は、スレート瓦の約5分の1)
新築でも使われていて、スレート瓦より少し高いですが、見映えは全く新しくなって
葺き替えるより費用がおさえられます。
ただ厳密に言うと、のせる分、やはり重くはなります。
メンテナンスは、20~25年 不要です。
③壁際の水切り板金の新しい物を作り、現状の上からかぶせ、屋根全体を塗装する。
一番費用のかからない方法ですが、5~7年後に再塗装が必要になります。
お客様のご意向は、費用もおさえられて、長持ちする方法という事でしたので、
②になりました。
結果、ダンネツトップの屋根材をチョイスしました。
今日はその屋根工事が終わりましたので、完成検査に伺いました。
仕上がり具合は、こんな感じです