
2025.07.25
こんにちは。街の屋根やさん名古屋南店です。 前回のブログでは、尾張旭市の倉庫建物にて実施する屋根カバー工事の折板屋根搬入状況をお伝えいたしました。 今回は、屋根カバー工事の明り取りのポリカ材交換と折板屋根の本体施工について、その様子をご紹介したいと思います。 倉庫屋根カバー工事の…

こんにちは。街の屋根やさん名古屋南店です。
前回のブログでは、尾張旭市の倉庫建物にて、屋根や外壁の仕上げとなっている波型スレートに多くの著しい劣化を確認した現場調査の様子をお伝えいたしました。
今回は、倉庫や工場でよく使われている波型スレートのアスベスト問題について、解説したいと思います。
▼前回までのブログ
・尾張旭市の倉庫建物で波型スレートの屋根と外壁の劣化を確認した現場調査について
前回、築30年の倉庫建物にて実施した現場調査では、屋根や外壁の仕上げ材となっている波型スレートに、変色や割れ、ボルトのサビなど、多くの劣化症状を確認しています。
これら調査結果を受け、劣化状況の改善や美観の向上を図るため、屋根や外壁に対するカバー工法を行っていくことが決定しています。
波型スレート仕上げの建物に対するメンテナンスは、おもに、カバー工法や張り替えなどの方法で行われることが一般的です。
そして、これらのうち、最も主流となっているのはカバー工法になります。
というのも、カバー工法は、低コストで短工期、さらにはアスベスト含有の波型スレートにも対応できるなど、メリットの多い方法であるためです。
そもそもアスベストは、繊維状の天然鉱物であり、耐火性や断熱性に優れ、また加工しやすいなどの理由から、建材として広く使用されてきたものです。
しかし、細かい繊維が空気中に飛散すると、肺の奥に入り込み、健康被害を引き起こすことが明らかとなり、現在は全面的に使用禁止となっています。
ちなみに、2004年以前に製造された波型スレートは、その多くがアスベストを含んでおり、今回のケースも該当する可能性が高いと考えられます。
ただし、波型スレートに含まれるアスベストは、危険性に応じた3段階の分類のうち、最も安全性が高い「レベル3」となっています。
アスベストレベルの「レベル3」は、飛散するリスクは少ないものの、解体を行う場合は注意が必要とされています。
よって、解体がともなわないカバー工法は、アスベストを含有する波型スレートにも対応が可能となるわけです。
なお、次回のブログでは、足場の設置と外壁に対するカバー工法について、その様子をご紹介したいと思います。
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