2024.10.15
こんにちは。街の屋根やさん名古屋南店です。 前回のブログでは、名古屋市緑区の工場建物で実施する屋根カバー工事と外壁塗装工事のための足場の設置状況をお伝えいたしました。 今回は、屋根カバー工事で既存折板屋根の上に垂木と合板で新たに設ける下地の工事について、その施工の様子をご紹介した…
ドローンを使って、屋根の現場調査を行いました。
屋根仕上げ材は、パミールです。
パミールとは、1996~2008年に屋根材、外壁材メーカーであるニチハによって製造されていたスレート屋根のことをいいます。
この当時は、法律によってスレート屋根にアスベストを使用することが禁止さるようになった頃であり、それに合わせるようにノンアスベスト屋根材としてパミールが登場しました。
しかし、パミールは、7年程度でミルフィーユのように表層が剥がれだし、10年を超える頃にはボロボロに崩れてしまうといった不具合が多数報告されるようになります。
パミール屋根は、塗装によるメンテナンスを行っても、いずれ表層部と一緒に塗膜も剥がれてしまうので意味を成しません。
パミール屋根は、先端のほうから剥離している様子が複数箇所で確認できます。
この症状は、時間の経過とともにさらに拡大し、脱落や雨漏りを引き起こす原因にもなるので、できるだけ早めにメンテナンスを行う必要がある状態といえます。
パミール先端の小口の層間で剥離が起こっています。
これが徐々にめくれ上がり、さらにはボロボロ崩れ出すようになります。
その他、大きくひび割れている部分なども確認できます。
棟板金の釘が緩んで、浮いている状況も確認できました。
棟板金の釘の浮きは、釘のわずかな隙間から雨水が入り込むようになるので、下地を傷めて固定力が弱まり、強風時には棟板金が飛ばされるリスクを高めます。
屋根には、天窓が設置されています。
天窓は、屋根との継ぎ目ができることから、雨漏りが起こりやすい部分でもあります。
過去には、実際に雨漏りがあったとのことです。
今回の現場調査では、屋根仕上げがパミールであること、そして剥がれなどの劣化症状が現れていることなどが確認できました。
そのため、ガルバリウム鋼板屋根を用いて、カバー工法によるメンテナンスを行うことになりました。
また、今回のメンテナンスでは外壁塗装についても行っていきますが、外壁に関する現場調査の内容については、次回のブログで詳しくご紹介したいと思います。
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