2024.07.21
こんにちは。街の屋根やさん名古屋南店です。 前回のブログでは、名古屋市天白区の住宅にて実施している漆喰詰め直し工事の既存漆喰を取り除く工程の様子をお伝えいたしました。 今回は、新たな漆喰を詰め直す仕上げ工程について、その施工の様子をご紹介したいと思います。▼前回までのブログ・名古…
屋根の仕上げは陶器瓦です。
陶器瓦とは、瓦形状にした粘土に釉薬(ゆうやく)をかけて高温で焼き上げた瓦材のことをいい、釉薬瓦ともいいます。
日本家屋においては、古くから使われてきた屋根材のひとつで、現在、非常に多く使われているスレート屋根と比べると、きわめて高い耐久性を有していることが大きな特徴です。
陶器瓦は、耐久性が高いといってもまったく劣化しないわけではありあません。
今回の検査でも、ところどころに欠けが生じたり、あるいは変色したりといった症状が見られました。
表層に細かいヒビ割れが発生しているような様子も確認できるなど、劣化して見た目にもあまりよくない状態にあります。
また、陶器瓦は、塗装できないと思われていることが多いかもしれませんが、専用の塗料を使えば塗装によるメンテナンスが行えます。
よって、今回の屋根メンテナンスでは、塗装を行い、以前の美しい外観と機能の回復を図ることになりました。
棟部などの漆喰は、劣化が進んで変色しており、ひび割れや欠けのような症状も見られます。
漆喰は、瓦を固定し、そして雨水の侵入を防ぐ重要な役割を担っているので、機能しなくなると瓦のズレや雨漏りにつながることも少なくありません。
そのため、不測の事態が生じる前に、適切なメンテナンスを行うことが重要になります。
また、破風などに使用されている木部は、塗膜が剥がれるなど、激しく傷んでいる様子が確認できます。
屋外で用いる木部は、湿気と吸収したり放出したりする性質から膨張や収縮が生じやすく、また紫外線などの外的要因の影響を強く受けるので、ほかの部位よりも早く劣化する傾向にあります。
そのため、とくに注意深くチェックし、こまめなメンテナンスを行っていきたい部分です。
今回の屋根点検では、陶器瓦の本体や漆喰、その他木部などに多くの劣化を確認できました。
この点検の結果をもとに、これから必要なメンテナンスを行っていきます。
なお、このメンテナンスの様子は、次回からのブログにて詳しくご紹介したいと思いますので、ぜひご覧ください。
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