2024.11.22
こんにちは。街の屋根やさん名古屋南店です。 前回のブログでは、名古屋市緑区の住宅にて、平板瓦屋根の棟部などにさまざまな劣化症状を確認した屋根点検の内容をお伝えいたしました。 今回は、屋根点検の結果を受けて実施する棟瓦取り直し工事の施工手順とポイントなどについて、詳しく解説したいと…
こんにちは。街の屋根やさん名古屋南店です。
前回のブログでは、名古屋市緑区で実施した屋根点検の結果に基づいて棟瓦のメンテナンスを行うにあたり、屋根の棟部分に生じるトラブルの原因とそのリスクについて解説いたしました。
今回は、棟瓦取り直し工事の三角棟瓦の取り外しと、その取り外し後に確認した劣化の進んだ下地の状況についてご紹介したいと思います。
▼前回までのブログ
・名古屋市緑区にて棟瓦の沈み込みや釘の浮きなどの劣化症状を屋根の無料点検にて発見
・名古屋市緑区の屋根点検で棟瓦の傷みを確認、棟部分で起こるトラブルの原因とリスクを解説
現場調査の際、屋根の棟瓦は、その一部に沈み込みやビスの浮きなどの症状が見られました。
これら症状は、その以前に行った点検時よりも症状が悪化しており、また谷板金にもサビが見られたので、メンテナンスが必要と判断しました。
その結果を、お施主様と相談し、棟瓦取り直し工事を行うことになりました。
棟瓦取り直し工事は、まず、既存の三角棟瓦を取り外すことから始めます。
今回の住宅は、屋根面の広い範囲に太陽光パネルが設置されているので、その段差となる部分に、パネルにキズを付けないよう取り外した棟瓦を仮置きさせていただいています。
また、太陽光パネルが設置されている屋根は施工スペースが限定されるので、作業の効率化を図るにはこのような工夫も有効な方法です。
なお、取り外した棟瓦は、下地をつくり直した後で再設置します。
棟瓦を取り外すと、まず、下地の垂木は雨水の影響を受けて腐朽が進み、ビスの保持力も衰えている様子が伺えます。
棟瓦を留めているビスも浮いていたことから、その隙間から雨水が入り込み、木製の垂木のダメージを大きくしていたものと考えられます。
垂木の腐れは、さらにビスを緩める原因となり、さらに症状が進むと棟瓦そのものが脱落することにもつながりかねないので、適切な処置が必要です。
また、棟瓦を固定する漆喰も劣化が進み、ところどころにひび割れが見られます。
漆喰に生じたひび割れから雨水が入り込むと、さらに漆喰そのものや垂木の劣化を加速させる原因となることから、こちらも適切なメンテナンスが必要となります。
棟瓦の取り直し工事は、この後、既存の木製の垂木と漆喰を撤去し、樹脂製の垂木と南蛮漆喰を用いて新たな下地をつくり直します。
なお、この工事の様子については、次回以降のブログにて詳しくご紹介したいと思います。
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