
2025.09.13
こんにちは。街の屋根やさん名古屋南店です。 前回のブログでは、名古屋市天白区の住宅にて実施した棟瓦取り直し工事の棟瓦再設置の様子をお伝えいたしました。 今回は、棟瓦取り直しと同時に行った袖瓦取り直し工事の既存袖瓦の取り外しの様子や木下地の劣化状況などをご紹介したいと思います。 袖…

こんにちは。街の屋根やさん名古屋南店です。
前回のブログでは、名古屋市天白区の住宅にてさまざまな屋根の劣化状況を確認したドローン点検の様子をお伝えいたしました。
今回は、点検の結果に基づいて実施する棟瓦取り直し工事の既存棟瓦の取り外しと土台部の撤去について、その施工の様子をご紹介したいと思います。
▼前回までのブログ
・名古屋市天白区の住宅にて屋根の点検依頼、漆喰の劣化や鳥の巣の形跡などを確認
今回、住宅の屋根仕上げには、平板瓦が用いられています。
平板瓦は、粘土瓦の一種なので、非常に耐久性が高く、劣化しにくいものです。
しかし、その周辺に使用される漆喰や木材、板金などの部材は、平板瓦のように耐久性が高いものではなく、比較的早く劣化してしまいます。
また、これら周辺部材の劣化を放置すると、雨漏りなどのトラブルの原因にもなってしまうので、そうならないよう、定期的な点検、そしてメンテナンスが必要となります。
今回は、棟瓦および袖瓦の取り直し、鳥よけネットの設置などを行い、経年劣化によって起こり得るトラブルへの対策を講じていきます。
まずは、棟瓦の取り直しからです。
既存の棟瓦を取り外し、激しく傷んでいた土台部分を取り除いていきます。
劣化でひび割れが生じていた土台の漆喰は、ハンマーなどの道具を使って破壊しながら撤去します。
棟瓦を固定している木下地は、激しく変色し、一部に腐れが生じているようです。
木材が腐ると、固定力が衰え、釘やビスに緩みが生じることがあります。
釘やビスが緩むと、その周囲にできる隙間から雨水が入り込み、さらに下地材を傷めるといった悪循環が生まれます。
これを防ぐには、やはり、適切なメンテナンスを行っていくしかありません。
この後は、木下地についても撤去し、新たな芯材と漆喰材を用いて棟の土台部分をつくり直していきます。
ちなみに、新たにつくり直す土台の芯材には、木製ではなく、濡れても腐ることのない樹脂製を使います。
これは、樹脂製の芯材を使用することで長期的に棟瓦を固定しておくことが可能となり、耐震性や耐風性に優れる棟構造を構築できるためです。
なお、次回のブログでは、棟の土台部に樹脂製の芯材を取り付けていく工程について、その様子をご紹介したいと思います。
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