こんにちは。街の屋根やさん名古屋南店です。

前回のブログでは、名古屋市緑区の工場建物で実施している屋根カバー工事において、既存折板屋根の上に新たな下地を設置する工事の様子をお伝えいたしました。

今回は、屋根カバー工事に用いるガルバリウム鋼板屋根をクレーン車で搬入する様子をご紹介したいと思います。

▼前回までのブログ
・名古屋市緑区で雨漏りしている工場建物の折板屋根調査、立平葺きによるカバー工事が決定
・名古屋市緑区で工場建物のALC外壁調査、カビや塗膜ひび割れ、剥がれなどの劣化を確認
・名古屋市緑区の工場で行う屋根カバー工事と外壁塗装工事のための足場設置状況
・名古屋市緑区で雨漏りを引き起こしていた折板屋根のカバー工事で新たな下地の設置

ガルバリウム鋼板屋根のクレーン車による搬入

今回、実施している工場建物の屋根カバー工事は、既存折板屋根の上に垂木と構造用合板で下地を設け、改質アスファルトルーフィングを敷設したところまで完了しています。

今回、行う屋根カバー工事は、非常に長いサイズのガルバリウム鋼板屋根を使い、立平葺きで行うことが決まっています。

長尺なガルバリウム鋼板屋根は、当然ですが、重量もかなり大きくなるので、これを人力で屋根の上まで運ぶことは現実的ではありません。

そのため、材料の搬入は、クレーン車を用いて行っていきます。

長尺な材料を用いる屋根工事において、クレーン車による搬入は、事前の段取りがきわめて重要になります。

まずは、クレーン車と搬入車両を配置するスペースを確保しなくてはなりません。

とはいえ、どこでもよいというわけではなく、アウトリガーを出した状態で荷が届く位置に配置する必要があります

そのうえで、搬入車両の配置や到着時間を決定するなど、工事のムダが生じないよう、綿密な計画を立てることが重要になります。

また、クレーン車による搬入は、オペレーターと荷受け者との連携も重要になります。

一般的に、クレーン作業は、無線機や手を使ったサインなどを駆使して行いますが、指示を誤ると事故につながることもあるので、十分に注意しながら進めなくてはなりません。

ちなみに、クレーン車のフックに吊り荷を引っ掛けたり、外したりする作業を「玉掛け」といいます。

「玉掛け」の作業は、一歩間違えると重大な事故につながるので、有資格者でないと行えないことになっています。

「玉掛け」の資格とは、吊り上げ荷重1ｔ未満のクレーンに行う場合は「玉掛け特別教育」を、1ｔ以上のクレーンに行う場合は「玉掛け技能講習」の受講が必要です。

ガルバリウム鋼板屋根の搬入が完了したら、いよいよカバー工事の施工を行っていきます。

なお、カバー工事の施工の様子は、次回のブログにて詳しくご紹介いたしますので、ぜひご覧ください。