名古屋市緑区のテニスコートの屋根ですが、台風前に雨漏り調査の依頼がありました。

今まで何度か雨漏りしたが、その都度補修をしてきましたが、すぐに漏ってしまうので台風が心配で見てもらおうとなり連絡をくれたそうです。

早速お伺いし、屋根にのぼってみます。

なかなか年季の入ったトタン屋根です。

確かに、補修した跡がありますが、残念なことに雑な感じを受けますね。

ここは、明りとりの部分になりますが、ここも雨漏りしたのでしょうか、補修跡があります。

ただ、やり方が微妙な感じですね。

屋根を重ねる時は、必ず高い方が上になるように重ねます。

逆にしてしまうと、流れてきた雨を受けてしまい、中に入ってしまうからです。

これでは、雨が中に入ってしまいますので、防水紙を張った意味が無くなっています。

明りとりの下にも防水紙を張っていますが、張り方に問題があり、意味のない状態になっています。

テープを張った部分も、紫外線により劣化してしまい、完全に裂けてしまっています。

このテープだけでは不十分だったと思います。

屋根は常に紫外線や、雨・風にさらされ傷むスピードはかなり早いものになります。

トタン全体に言えますが、錆びの状態がかなり進んでしまっています。

以前に塗装した塗膜が錆びによって浮いてしまっています。

このままでは錆びで穴があいてしまう事もありますので、気をつけなければいけません。

重なっている部分が、変形し浮きあがってしまい、隙間が大きくなっています。

風が強い時には、雨が入り込んでしまいます。

雨漏りの原因の一つにはなっていると思います。

この部分の継ぎ目もテープで補修していますが、劣化して裂けてしまっています。

ちょっと安易な方法ですね。

雨漏り調査結果としては、具体的な場所と言うよりは、全体が怪しいため、どこからでも漏る可能性があります。

ですので、雨漏りを止めるには、カバー工法によるお手入れが良いと思います。