こんにちは。街の屋根やさん名古屋南店です。

今回は、愛西市の住宅で屋根の劣化状況を確認した無料点検について、その内容をご紹介したいと思います。

無料点検で確認した屋根の劣化状況

今回、住宅建物の屋根に関する点検のご依頼をいただき、その実施のため、おじゃましています。

早速、ドローンを使って屋根の劣化状況を確認していきましょう。

ドローンを使った点検は、安全性が高く、効率よく屋根全体をくまなくチェックできるので、近年、広く行われるようになっています。

とくに、高性能なカメラを搭載したドローンは、屋根のさまざまなダメージをいち早く見つけ出し、その場でお客様と共有することも可能です。

また、継続的に行えば、以前のデータと見比べることで、劣化の進行度合いを把握しやすく、最適な対応を素早く検討できるようになります。

住宅の屋根仕上げは、F型瓦です。

ちなみに、F型瓦とは、粘土瓦の一種であり、凹凸の少ない平坦な形状をしている屋根仕上げ材のことをいいます。

非常に耐久性が高く、色あせなどの劣化が少ないことや、段差が少なく、フラットでシンプルなデザインにより、シャープでモダンな仕上がりを実現できることなどが特徴となっています。

屋根の棟やケラバには、板金役物が設置されており、経年による色あせ、部分的な塗膜剥がれなどが見られます。

板金部材の劣化が進行すると、サビが発生するようになり、やがて穴があいて下地を傷めたり、場合によっては雨漏りを引き起こしたりすることもあります。

F型瓦は、耐久性が高く、かなりの長寿命が期待できる一方、板金はどうしても早い段階で劣化してしまうので、定期的にメンテナンスが必要となることは注意しておきたいポイントです。

今回の屋根点検では、F型瓦屋根に設置された板金部材に色あせなどの経年劣化症状を確認することができました。

この点検結果を受け、長期にわたって劣化しにくい屋根構造を構築していくため、既存の板金役物とF型瓦と同じ素材の瓦役物との取り替えを行う改修工事が決定しています。

なお、次回のブログでは、板金役物の取り替えによる改修工事の足場設置と施工前状況について、ご紹介したいと思います。