「ちょっとした屋根工事なら、DIYで十分」だと思っていないでしょうか。それとも、「応急処置だけはとりあえず自分でして、後でリフォーム業者に依頼するから」と考えていないでしょうか。本当に、素人が屋根のDIYを行うべきではない理由はあります。なぜなのか、詳しい理由を解説していきます。
安全帯(高所作業の墜落から身を守る保護具)・滑らない靴・ヘルメット・足場。屋根工事のDIYで、最低これだけの道具を用意できるでしょうか?ほぼ、答えはNOでしょう。すでにこの答えは、DIYでの屋根工事は間違っていると示しているようなものです。
毎日屋根に上っているリフォーム業者は、厚生労働省が定めた『労働安全衛生規則』に則って仕事をしています。屋根工事のプロだからこそ、法律に従い、安全には人一倍最新の注意を払って道具類や技術を駆使しているのです。
もっと具体的な理由を挙げますので、絶対に屋根工事のDIYは行わないでください。
DIYによる屋根工事のメリットを書いているサイトもありますが、せいぜい、費用が安いとか、悪徳業者に騙されないとかぐらいのものです。圧倒的にデメリットのほうが多く、しかも、命の危険と隣り合わせであることもあり、とてもおすすめできるものではありません。大きな後悔をする前に、DIYによる屋根工事が危険な理由を真剣に考えてみましょう。
①屋根から転落する危険性
他人事だと思っているかもしれませんが、施主が屋根工事をしようとして屋根から転落し、大けがをしたり、死亡したりする事故は多くあります。屋根に上がる途中、梯子や脚立などから転落してしまうこともあります。「点検だけだから」という場合でも、とにかく屋根に上がることが危険なのです。
ともすれば、プロのリフォーム業者でさえ、転落してしまう可能性すらある怖いことだと認識しましょう。厚生労働省の労働災害統計の令和3年統計によると、建設業の墜落・転落死傷災害件数が4,082件にのぼり、死亡災害は243件もあることからも、いかに危険が潜んでいるかがわかります。
もし、以前、建設現場などで働いた経験がある施主だとしても、危険性は十分承知のはずでしょうから、屋根に上がってDIYを行うことは絶対に避けるべきです。
②最終的にコスパが悪い
ホームセンターで様々な道具やパーツ、部材などがすぐ購入できるため、少しでも節約のためにと考えるかもしれませんが、リフォーム業者が使用するものと比較すると、材料が本当に適したものかわかりませんし、すぐ不具合が出やすくなる可能性が高いのです。
全部の材料を揃えるとかえって高くつくことになったり、使用期限までに使いきれなかったりなど、コスパの悪さは目に見えています。冷静に考えると、DIYでは間違った屋根工事になると気づくでしょう。
③専門的な知識と経験がない
“ネットで調べただけ”“ホームセンターで聞いただけ”など、それだけの知識で屋根工事をしようとしてもできるものではありません。動画などで個人が発信する情報を鵜呑みにすることも、大変危険です。DIYで間違った工事をしてしまうと、屋根のダメージを大きくしてしまい、やり直し工事でかえって高くついてしまうことにもなります。
例えば、塗装ひとつとっても、ただ塗っているだけでなく、工程や塗り方の技術があってこそ、本来の耐久性が発揮されるのです。そもそも材料選びは合っているでしょうか。改めて見ると、DIYでは間違った屋根工事になる可能性を高めているようなものです。
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