ガルバリウム屋根は、ガリバリウム鋼板という金属素材でできていて、アルミニウム・亜鉛・シリコンから成る合金メッキ鋼板です。鉄をこれらの成分で覆っているため、耐久性・耐熱性に優れています。亜鉛が犠牲となって腐食し、鉄の腐食を抑えること(犠牲防食機能)で、これまでの亜鉛メッキのトタン屋根と比較すると、約3〜6倍の耐久性があるといわれます。商用化から30年以上経っているガルバリウム屋根の信頼性は高く、今や、金属屋根といえばガルバリウム屋根というほどの普及率です。
ここで、屋根の目的として求められる遮熱性・断熱性について考えてみます。部屋の温度を上げないために、外壁と同じように屋根にも遮熱性や断熱性が必要です。対策としては、遮熱塗装をする、遮熱機能つき屋根材にする、遮熱シートを使用する、断熱素材を使用するという方法が一般的に考えられます。
もし、対策が適切にされていなければ、遮熱性や断熱性は低くなるのです。
他にも、空気を逃がす通気層を屋根の下に作ること、屋根のカラーを明るくすることも、遮熱性・断熱性対策になります。
遮熱と断熱。似ていますが、違います。遮熱は、熱を反射させ、遮る働き、断熱は、熱を伝わりにくくする働きの違いです。もっとわかりやすくいえば、遮熱では夏の強い日差しをカットしてくれる働き、断熱は夏も冬も外気を遮り、室温を逃がさないようにしてくれる働きがあります。
よって、いかに屋根には2つの作用が必要なだとわかるでしょう。
では、ガルバリウム屋根は遮熱性や断熱性が劣るのでしょうか。だから暑いのでしょうか。
ガルバニウム鋼板の性質上、金属ということでは熱が伝わりやすいことは否定できませんが、現在、屋根材として使用されているガルバリウム鋼板は、遮熱塗装がされ、断熱材が裏打ちされているものになります。しっかり暑さ対策が行われているものなのです。
さらに、遮熱シートが使用されているのなら、他の屋根材と比べて暑いといわれることはないでしょう。
なのに、なぜ、暑いといわれるのでしょうか。原因と考えられるのは、以下の通りです。
暑い原因に思い当たることはありませんか。遮熱性や断熱性の対策をすると、数十度も温度が低くなることがあります。快適さを求めるなら、積極的な対策を行いたいものです。
いずれはガルバリウム鋼板のメッキが剥がれる時はやってきます。機能低下を緩やかにするために、メンテナンスの必要性はいうまでもありませんが、どうせメンテナンスを考えるなら、次のメンテナンスまで長持ちをする「断熱材一体型」のガルバリウム鋼板がおすすめです。遮音性もあります。
鋼板のみの場合と比較すると、コストは30~40万円違いますが、もともと厚さは0.35~0.5mmという軽さに加え、遮熱性や断熱性どころか、遮音性まで補ってくれる機能性を考えれば、コストは決して高くないのではないでしょうか。
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