屋根板金とは屋根材のつなぎ目のことで、平らな金属板で覆われた部分をいいます。雨水や雪などを流したり、屋根材との隙間から水が内部に入らないようにしたりする役割があります。
もし、屋根板金が劣化して役割が果たせなくなったら、雨水が流れずに滞ってしまい、建物の内部に浸み込んでしまうなどの被害が出てしまいます。屋根材どころか、壁や柱など、建物全体にまで影響を及ぼすことになるでしょう。そうならないためにも、定期的なメンテナンスや修理が必要となるのです。
①棟(むね)板金
スレート屋根や金属屋根の頂点部分にある板金で、2枚の屋根材が重なっています。棟板金の内側に「貫板(ぬきいた)」という木の板があり、屋根材を押さえながら雨水の侵入を防いでいます。
劣化すると、固定している釘が緩んだり、抜けたり、板金が錆びたり、板金同士の接合部のコーキングの剥がれや傷みなどの症状が出ます。
②谷樋(たにとい)板金
屋根の谷になってへこんでいる部分の板金で、雨水や雪を雨樋に流す役割があります。多くの雨漏りの原因はここだといわれ、屋根の形状で有無がありますが、バタフライ屋根・のこぎり屋根・M字屋根・複合屋根の場合は必ず谷樋板金はあります。
劣化すると、サビ、接合部のズレ、ゴミや泥などの詰まりなどの症状が出ます。
③水切り板金
軒先やケラバ(外壁から出っ張る部分で雨樋のない側)につける板金で、別名で唐草(からくさ)板金、雨押さえ板金ともいいます。隙間からの雨水の侵入を防ぐ役割があります。
劣化すると、歪みや剥がれなどの症状が出ます。
屋根板金全般からいえば、築15~25年での修理が必要になりますが、釘抜けなどのトラブルは築7~10年で起こりやすくなりますので、点検は早めにすることがおすすめです。
修理・交換内容 |
費用・相場 |
釘打ち・コーキング |
15,000~40,000円/m |
貫板交換 |
6,000~10,000円/m |
棟板金交換 |
5,000~7,000円/m |
谷板金交換 |
4,000~5,000円/m |
水切り板金交換 |
10,000~15,000円/m |
サビ止め塗装 |
約50,000~70,000円 |
板金周り清掃 |
約10,000~30,000円 |
別途足場代 |
700~900/㎡ |
「板金程度の少しの修理なら、DIYで直せる」と思い、自分で修理しようとする方が中にはいます。結論からいうと、屋根からの転落が多く、危険が伴うことになりますし、正しい修理をしなければ、かえって劣化の症状を悪化させることになります。しかも、誤った修理をすると、やり直し工事でさらに手間がかかることで、費用を上げてしまうことにもなりかねません。
屋根板金修理の費用・相場を知り、金額の都合をつけてから、屋根板金の修理はプロの屋根板金修理業者に任せることが賢明です。
屋根板金の点検やメンテナンスから始まり、修理を依頼できる業者はどうやって探すのでしょうか。最良の選び方としては、最低でも3社の相見積もりを取り、職人作業を監督できる施工管理者のいる業者に依頼することがベストです。
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