いつまで経ってもなくならない悪徳業者や業者の質や技術。工事が終わってから、「あの屋根の修理業者に頼まなければよかった」とならないようにしたいものです。後悔しないためには、屋根の修理業者の誠実さを見るようにします。
など、項目を挙げると当り前のことばかりですが、案外、不適応な屋根の修理業者はいるもの。間違っても、悪徳業者には当てはまらないことばかりです。
費用の問題が出てくるのは、工事後に費用が高かったのではないかと疑問を持つからです。最初から相見積もりを出し、内容と費用を見比べ、説明も聞き、納得した上で決めるようにしましょう。補助金や火災保険で賄える分があるなら、活用できる制度は何でも利用して、お得に屋根の修理を進めたいものです。
屋根の修理の押し売りをしてくる、悪徳業者による粗悪な工事内容は論外ですが、正式に依頼したにもかかわらず、再工事や別の屋根の修理業者にやり直しを依頼するようになっては困ります。職人の知識・経験・技術に差があると、同じ工事を依頼しても、違う仕上がりになってしまうことはあるのです。
施主側に職人を見分けることはできませんが、せめて、屋根の修理業者選びの段階で、どんな職人を雇っているのかの説明を聞ける業者に依頼したいものです。
屋根の状態はそれぞれ違います。屋根の修理内容により費用も違うため、絶対この範囲で納まるとも限りませんが、参考にしてください。
修理内容 |
費用範囲 |
屋根の補修や交換で簡単な修理 |
約 2 ~ 10万円 |
屋根の補修や交換で難しい修理 |
約40 ~200万円 |
瓦やスレートの部分修理 |
約15 ~ 30万円 |
棟板金 |
約20 ~35万円 |
雨樋の修理 |
約10 ~30万円 |
塗装 |
約15 ~45万円 |
雨漏り |
約 3 ~100万円 |
漆喰 |
約 3 ~ 80万円 |
葺き替え |
約140 ~350万円 |
カバー工法 |
約 60 ~120万円 |
全体改修 |
約 60 ~350万円 |
雨漏りの状態 |
費用範囲 |
天井にシミ |
約20 ~ 35万円 |
天井から水滴 |
約22 ~ 55万円 |
雨天に必ずひどい雨漏り |
約60 ~250万円 |
自然災害による屋根の修理では、火災保険でまかなえることもあります。各自治体では、独自の補助金制度を設けていることもあり、相見積もりの段階から屋根修理の業者に、ぜひ、たずねておきたいことになります。費用補填の有無次第で、他のリフォームに回せる予算の有無にかかわってもくる可能性があります。
施主に対し、屋根修理の金銭的負担を少しでも軽くする知恵や心遣いを持つ屋根の修理業者なら、施主側が聞かなくても先手で提案をしてくるはずです。一連の手続きは、施主が自身で行うものですが、申請の仕方まで把握しているのは、常時、案件を扱っている屋根の修理業者になります。
屋根修理の費用の補填は、施主からすると、屋根の修理業者の協力なくしては理解しにくい部分があるため、屋根の修理業者の存在は心強い味方です。
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