家を購入すると、安心して暮らせる場所ができたことに喜びを感じるでしょう。特に新築では、その新しさに身の引き締まる思いがするかもしれません。ただ、新しいままの状態がいつまでも続くはずはなく、いつかは修理や補修などのメンテナンスをしなければならない時期が来るものです。そのうちの一つ、屋根についての劣化を考え、表れるサインを解説していきます。
普段の生活で、屋根のありがたみを意識することはほとんどないでしょう。建物にとって、屋根があることは当り前のことだからです。メンテナンスのことなども意識はしないかもしれません。
雨染みや雨漏りなどになって、初めて屋根のことを意識したという方が多いのが現状です。よく考えてみると、屋根の置かれている状況は、昼は日が当たり、夜は冷え込み、雨や風・雪、砂・泥などにさらされ、容赦ない環境にあるといえます。
逆にいえば、これだけのダメージから人を守ってくれていることになり、だから、人の暮らしが成り立っているのです。
過酷な状況で人を守ってくれている屋根ですが、屋根材をはじめ、各所にある部材が永遠に傷まないわけはありません。たとえ、釘1本でも不具合が起きたとすれば、そこから雨水は浸食してきます。最初は微々たる不具合かもしれませんが、だんだん雨漏りという大事に進展してしまうのです。
普通のメンテナンスとしてすることはまず塗装ですが、築8~15年の間に1回を目安にしたいものです。その時に点検と診断で、塗装の他、傷んでいる部材を見つけることが可能になります。
建物のダメージは止めることができないため、少しでも屋根の耐久性を高めたいなら、修理や補修は必須です。
屋根の具体的な劣化症状を挙げると、屋根材については、色あせ、塗膜剥離、カビ・藻・コケの発生、ひび割れ、欠損、ズレ、抜け落ち、反り、めくれなどです。高所ということで目視も触診もできないことは多いですが、屋根の劣化に気づかないのは無関心だからで、遠目からでも気づけることはたくさんあります。
特に色あせやカビ・藻・コケの発生は、素人が見てもわかりやすい症状です。この症状があるということは、他の症状もある可能性は高くなります。すぐ専門業者に点検・診断を依頼しましょう。自分ではわからない修理や補修箇所を調べてもらえます。例えば、内部の防水シートまで傷んでいないかなどです。詳細な見積もりも出してもらうことで、メンテナンスの現実が見えてきます。
日頃から屋根のメンテナンスを意識していないと、メンテナンス時期に費用を捻出するのは頭の痛いことかもしれませんが、もしかすると火災保険が適用されるかもしれません。
火災保険の契約内容の確認が必要ですが、経年劣化ではなく、風災、雪災、雹災の場合の損壊であれば、修理や補修箇所の費用がまかなえることもあります。手続きには認定と申請が必要で、専門業者に相談しながら火災保険会社とも連絡を取り、進めることになります。火災保険会社の調査員が調査に来る場合、写真と見積もり金額だけで済む場合など、ケースバイケースです。
ただ、疑問として、経年劣化ではなく、どうやって自然災害だと判断する、判断されるかがあるでしょう。それには、まず、専門業者の点検・診断の際に相談してみなければわからないことになります。自分では、症状と原因は調べられないからです。自分だけで判断して申請をしても証拠にならず、認めてはもらえません。
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