名古屋市の屋根リフォームの価格相場
名古屋市の屋根のリフォーム時期
まず、屋根のリフォームの時期から見ていきます。一般的に築8~15年の間には屋根の点検と診断を行い、塗装からメンテナンスをすることは必須だといわれます。そうしないと建物のダメージが早く来てしますからです。塗装も何もしなければ、下地から損傷が起きる可能性が高まり、いきなり葺き替えになってしまうようなこともなくはないでしょう。
つい、何も起きていないからリフォームはまだ大丈夫だと思いがちですが、そうではありません。どんなにきれいだったとしても、築10年前後には、屋根の表面がカビや藻・コケなどがついて黒ずんだり、塗装が色あせてきたり、金具類の不具合などが発生するものです。
名古屋市の位置はほぼ日本の中心にあることから、日本の気候の宿図といわれます。比較的穏やかな風土だといわれてはいても、最近の酷暑や積雪の多さからすると、昔とは違った気候になっているといえるでしょう。それだけ、建物には負荷がかかっていることは否定できません。屋根の劣化具合も早くなっているかもしれないのです。
もし、遠目で見て屋根が劣化していることがわかったとしたら、かなり劣化が進んでいる証拠でしょう。点検については、3~5年ごとでもいいかもしれません。それだけ、屋根の不具合の早期発見につながるからです。定期的な点検とこまめなメンテナンスで、雨漏りや漏水のリスクを軽くすることが可能になります。
名古屋市の屋根リフォームの種類と価格相場
普段、屋根の状態を自分で確認することはまずないでしょう。そうだとしても、紫外線を浴び、台風、暴風雨などで日々、屋根がダメージを受けていることは確実です。メンテナンスをしなければ、家を長持ち持ちさせることはできないでしょう。もっとリフォームのことを切実に考えてみませんか。屋根は様々な部材からできあがっています。不具合になる箇所はいろいろあるため、リフォームする箇所にはどんな箇所があるのか、リフォームの種類から見ていきます。
小規模リフォームと大規模リフォーム
大きく分けると、リフォームは小規模リフォームと大規模リフォームに分けることができます。自分で見て目視でわかるような不具合があるかもしれませんが、だいたいは業者の点検で屋根の傷みを指摘されてから、どこが悪いのかがわかるものです。その時点では価格相場もわかっていないでしょう。そうならないためにも、リフォームの種類と価格相場は大まかでも知っておきたいものです。どの工事も屋根に上るため、足場代が別途かかることになります。
小規模リフォーム
屋根を構成しているパーツの一部に不具合がある場合は、部分的に補修や修理をする必要があります。補修や修理は業者の判断次第となるため、自分で判断しないようにしましょう。小規模リフォームだとしても、自分の判断でDIYなどをした場合、さらに症状を悪化させてしまう可能性が高くなります。補修や修理を甘く見ることは厳禁です。
主な種類 |
価格目安 |
内容 |
漆喰補修 |
約30万円~ |
瓦のずれ、割れ、欠けが起こっていると、瓦の接着剤となる部分の補修が必要となります。 |
コーキング補修 |
500~1,500/m |
屋根材の軽度の傷みを補修する場合のみ行われ、ひび割れなどの応急処置での対応が多くなります。 |
棟板金交換 |
約25万円~ |
屋根が合わさっている部分の金属を、雨水の侵入を防ぐために交換をします。 |
棟板金釘抜け・ゆるみ補修 |
約 2万円~ |
棟板金の釘を新しい釘と交換します。 |
屋根材の抜け落ち・割れ・ずれ |
約 2万円~ |
屋根材の部分的な差し替えを行います。 |
雨樋工事 |
約3,000/m~ |
雨樋のすき間やひび割れ、金属留め金の劣化などの補修です。 |
大規模リフォーム
主な種類 |
費用目安 |
内容 |
塗装 |
約30~60万円 |
屋根リフォームの初期段階のメンテナンスで、塗料を塗り直し、屋根材を保護します。 |
カバー工法 |
約50~250万円 |
野地板や防水シートまで劣化していなければ、既存の屋根に新しい屋根材を被せます。 |
葺き替え |
約70~270万円 |
既存の屋根材を下地からすべて取り替える工事です。 |
防水工事 |
約8,000~10,000万円/㎡ |
陸屋根や屋上の場合、防水機能が落ちると、全体工事になります。 |
名古屋市の主な屋根材別のリフォーム時期
屋根材によっても耐用年数の違いがあるため、リフォーム時期に多少の違いがあります。主な屋根材別の最初のリフォーム時期をもう少し細かく見ていきましょう。
主な屋根材 |
最初のリフォーム時期の目安 |
瓦 |
粘土瓦:築8~10年で漆喰補修、セメント瓦:築10~15年で塗装 |
スレート |
築7~12年で塗装 |
金属 |
トタン:築5~10年で塗装、ガルバリウム鋼板:10~12年で塗装 |
名古屋市で屋根のリフォームを行うなら、優良業者
屋根の点検や診断を行うのは、プロの業者に他なりません。自分で直そうとしても細かな原因を追究して直すことは難しいからです。たとえ、屋根が劣化していることに自分で気づいたとしても、プロにはかなわないでしょう。暮らしに欠かせない建物のこと。素人判断で何かをしても、建物の寿命をかえって縮めては元も子もありません、プロの経験や知識を借りるほうが確かではないはないでしょうか。
プロの業者といっても、しっかり仕事をしてくれる優良業者を選ばなければなりません。万が一、悪徳業者に当たってしまったら、これも元も子もないからです。優良業者を見つけるなら、地元で長く営業しているリフォーム業者にまず注目してください。屋根の施工事例を100例以上持っている業者、点検に時間をかけてしっかりしてくれる業者、詳細な見積もり内容を出してくれる業者、保証がしっかりある業者なら信頼できるといえるでしょう。
その際、2~3社から相見積もりを取ると価格相場もわかってきますが、事前にある程度の価格相場を知っておくほうが安心です。
名古屋市で屋根のリフォームを安くできる方法
相場より安い価格相場であると業者を疑うかもしれませんが、依頼の仕方で多少は価格が安くなるという話です。あくまでも素人レベルでのDIYで安く済ます話ではありません。高所に上る危険性や作業の欠陥を高めるだけのDIYはおすすめしないという前提での話です。知識と技術を持ち合わせたプロに依頼し、屋根のリフォームと外壁リフォームを同時に行い、足場代などを1回で済ます方法の提案になります。
屋根や外壁のリフォームには、足場を組むと700~1,500円/㎡、飛散防止ネットを設置すると100~300円/㎡ほどが必要になり、屋根や外壁のリフォームを別々にすると2回分かかることになります。無理に一緒に施工することを提案するわけではありませんが、だいたい築10年以上すればどちらも傷んでくるのが普通で、そのタイミングで一緒にリフォームをしましょうというものです。一度の出費は大変ですが、後の8~15年後までいい状態が続くと思えば、結局は安く済むことにつながるでしょう。