屋根のメンテナンスは屋根材にもよりますが、築8~10年、遅くても築15年までにすることをおすすめします。ただ、自宅の屋根の汚れやはがれなどに気づいてしまったら、気になって仕方ないかもしれません。本来は点検からプロの作業になりますので、自分での点検は大変危険でおすすめできませんが、ひとまず、屋根に上らずに自分で点検する方法を解説します。
「自分の家だから大丈夫」「高い所は平気だから」などと思っていても、危険性をはらんでいる大きな3つの点があるため、屋根を自分で点検することはおすすめしません。理由を挙げます。
①高所に上るため、転倒・転落の危険性
屋根は傾斜がついていると同時に、平屋で高さは3~5m、2階建てで6~8mはあります。上る途中で脚立や梯子などから転倒したり、上れたとしても足が滑りやすかったり、風の影響でよろけてしまったりなどする不安定な状態になる場所であるため、点検どころではなくなります。それだけ、命にも直結する危険性があるということです。
②プロでないと、詳細はわからない
屋根に上る前から目視できたとしたら、思っている以上に状態が悪いと考えたほうがよく、目視できた問題の箇所を実際に見たとしても、どこまで修理をすればいいのかの判断はプロでなければわからないことがほとんどです。この箇所が壊れている、汚れているだけでは、根本原因はわからないのです。
③上った時点で、屋根材を傷める危険性
「屋根に上って、調べればいい」と楽観的に思っているかもしれませんが、すでに上った時点で、歩き方や屋根材への重心のかけ方を間違えれば、屋根材に負担をかけ、ひび割れたり、傷を広げたりする可能性が出てきます。すでに劣化が進んでいる屋根材では、余計に起こり得ることなのです。
屋根に上ること自体、大変危険なことだと認識し、安全を意識した上での目視点検ということが前提です。それでもやはり、おすすめはできませんが、あえてという方法になります。
①2階の窓やベランダから1階の屋根を見る
下屋と呼ばれる、2階と1階の間にある、玄関などの上に張り出した小さな屋根がある建物の場合、その部分を2階の窓やベランダから見る方法です。小さな面積でも、だいたい大屋根と同じ状態であると推測できるからです。つい写真を撮りたくなるかもしれませんが、身を乗り出し過ぎると転落する危険性があります。十分、注意してください。
②屋根に一番近いベランダに脚立や梯子を立てて見る
屋根のついているベランダ、幅の狭いベランダ以外のベランダで実行可能です。しかも、2人以上で脚立や梯子を支えることができる場合に限ります。脚立や梯子に上ったとしても、中段までとし、最上段には上らないようにしてください。
③近所の小高い所から双眼鏡やカメラのズームなどで見る
坂道や公園など、自宅の屋根が見える所から双眼鏡やカメラのズームなどで様子を見ることは可能です。車や人との接触には、十分、注意してください。お隣の承諾を得られれば、お隣のベランダや屋上から見る手段も考えられます。
④①~③ができない場合、室内の点検口から屋根裏を見る
かなり雨漏りの危険性がある場合ですが、屋根裏から異常らしき症状を見つけることが可能です。どこかに雨染みが出ていたり、断熱材が湿っていたりなどの症状があれば、すでに雨漏りがある証拠になります。屋根材の直接の様子はわかりませんが、ここまでの症状があると、相当悪い状態であることが判断できるからです。
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