建物にとって、雨漏りによるダメージは計り知れないものです。施主にとっても、生活に支障が出る何ものでもありません。こうなれば、DIYで何とかするレベルではなく、原因をはっきり突きとめ、対応する必要があります。プロの業者に依頼すると、どのくらい費用がかかるものなのか、原因別に解説しましょう。
費用の問題を考えると、安くあげるためにとりあえず、DIYでできないかという疑問があるでしょう。よく、DIYの方法がサイトに挙げられていたり、災害時に屋根がブルーシートで覆われていたりする映像などを見るからかもしれませんが、せいぜいほんの何日かの応急処置になる程度のものです。手の届く範囲修理や補修でもそうですし、ブルーシートをかけることも、プロの業者が来るまでのとしあえずの処置になります。
雨漏りの原因をはっきりさせ、適切な箇所を修理・補修しなければ、雨漏りは繰り返し起こります。見当違いの場所を直したり、他の箇所を傷つけてしまったり、ただコーキングで塞いだりなど、雨水の流れをいっそう悪くしてしまう可能性もあるからです。そもそも、原因が屋根や外壁などの高所にある場合、梯子や脚立から転落してしまう危険性すら伴います。
おおよそ、素人では太刀打ちできる問題ではないため、DIYですることはまったくおすすめできません。
目視での調査は基本無料ですが、どうしても原因がわからない場合、他の調査を提案されることがあります。マンションや商業施設などでは、さらにプラス10万円前後はかかるでしょう。提案調査費用でも、検討するための見積もりは重要です。
調査方法 |
費用・相場 |
散水調査 |
3~15万円 |
紫外線投射発光調査(発光液調査) |
5~20万円 |
赤外線サーモグラフィー調査 |
10~20万円 |
プロの業者が原因となる箇所を特定してから、どの程度の修理や補修で済むのか、どこを直したらいいのかを適切に判断して工事にかかります。細かい塗材別の修理や補修も含めて、ケースバイケースで費用は違いますが、大枠の箇所だけの範囲の費用相場は次のようになります。別途、足場代や養生代もかかりますので、中身を見積もりで確認するようにしましょう。
雨漏りの修理・補修箇所 |
費用・相場 |
屋根 |
軽度5~30万円、中程度35~75万円、重度80~200万円 |
外壁 |
軽度5~50万円、中程度・重度80~200万円 |
天井 |
5~ 15万円 |
ベランダ |
3~ 25万円 |
窓枠・サッシ |
5~ 25万円 |
屋上 |
20~100万円 |
雨漏りが起きたら、無条件で火災保険が適用されるわけではなく、条件に合えば使える可能性があります。今加入している火災保険の内容確認が必要ですが、水害や地震を除く自然災害(風災・雹災・雪災)で雨漏りや雨漏りの原因が起きた場合、3年以内に申請すれば適用となります。
申請方法は、火災保険会社とプロの業者、両方に確認しながら進めましょう。
プロの業者といっても、残念ながら悪徳業者も存在します。雨漏りを確実に直してくれる業者、費用が適切な業者で今後も安心して相談できるプロの業者を選ぶ必要があります。いくつか見分けるポイントをお教えします。一番は、じっくり検討することです。
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