「お宅の屋根の板金、浮いてるよ」。突然、リフォーム業者から言われたことはありませんか?屋根という高い場所だけにわからない場合も多く、不安になるでしょう。「屋根の板金が浮いてる」とは、どういう状態をいうのでしょうか。徹底解説していきます。
屋根で困った問題がなければ、屋根の板金と言われてもピンとこないかもしれません。そもそも、どの部分かといえば、屋根材が合わさる面をつなぐ、平らな板の金属部分を指します。
使用される主な板金はガルバリウム鋼板ですが、他にもステンレス、銅、トタンなどの板金もあります。
屋根の板金の役割
雨風や虫などが建物内部に侵入しないようにしたり、溜まる雨水を流したり、屋根材を強化する役割があります。つまり、雨漏りがしないように保護しているのが屋根の板金です。
屋根材が接合する部分により、板金の種類がいくつかあります。
棟板金 屋根の棟と呼ばれる、一番高い部分にある板金です。
谷板金 陸屋根以外の屋根にある、谷になった部分にある板金です。
壁止まり板金 屋根と壁が接合している軒先部分の板金です。
軒先水切り板金 屋根の先端部分、壁より外にある板金です。
ケラバ水切り板金 屋根の雨樋が設置されていない側面にある板金です。
雨押え水切り板金 屋根と外壁の境界部分にある板金です。
屋根の板金が浮いてくるのは、築10~20年ほど経ってからです。板金が歪んだり、はがれたりした状態を指し、目視でわかる箇所、わからない箇所があります。
屋根の板金が浮いてしまうのは、年間を通して風雨や台風などの暴風雨にさらされるため、経年劣化による釘や漆喰の崩れなどが原因です。
屋根の板金が浮いている状態を放置すると、強風で飛ばされたり、浮いている状態がひどくなったり、結露や結露が発生して雨漏りや屋根材、壁の腐食につながったり、トラブルが大きくなってしまいます。
屋根の板金本来の役割が果たせない状態では、当然、修理をする必要が出てきますが、DIYは避けるべきでしょう。プロに修理を依頼することをおすすめします。屋根という高い場所だけに危険性を伴ったり、技術の必要な作業だけに修理の甘さが出てしまったりするからです。
「屋根の板金が浮いてる」状態を見つけるのは、リフォーム業者からの指摘が多くなります。家主といっても、屋根に上がる機会は少ないからです。
そこで、修理が必要になった場合、修理を頼む前の注意点が3つあります。覚えておきましょう。
1.「屋根の板金が浮いてる」と言われても、屋根に上げない
飛び込み営業で点検だけと言われても、屋根に上がられることは避けたいものです。自分で上がれる場所ではないだけに、不利な状況を作り出されてしまうリスクがあります。
2.「屋根の板金が浮いてる」と言われても、即契約しない
どんなことを言われたとしても、考える時間がないままに契約をしないことです。後で冷静に考えるとおかしい点が出て後悔する場合があります。
3.「屋根の板金が浮いてる」と言われても、業者を選んで相談
築10年以内なら、「瑕疵担保責任期間」の関係で、建てたハウスメーカーや工務店に一度相談したいものです。築10年以上なら、屋根の板金修理専門業者も含めて検討するといいでしょう。
屋根の板金の状態は何社かに見てもらい、修理の程度や費用の詳細がわかるような複数の見積りを出してもらいましょう。
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