東海市のお住まいのお客様から「台風に後で雨漏りがひどくなったので見て欲しい」と連絡がありました。
手を掛けずに住みつぶそうと思っていたが、事情が変わり住んでいく事になったが雨漏りがひどくなり連絡をくれたそうです。
早速、お伺いし部屋の中の雨漏りの状態を確認していきます。
和室の天井に大きな染みが出来ていました。
1回や2回の雨漏りで出来た染みではないようです。
だいたいの位置を把握しましたので、屋根にのぼってみます。
屋根は瓦屋根で年数の割には、しっかりとしている印象です。
このタイプの瓦は、20年もするとボロボロになっている事が多く、30年以上だと歩く度に割れそうな状態になっている瓦の印象ですが、目立った割れや大きなずれはありませんでした。
そうはいっても、40年以上経っている建物ですので劣化は否めません。
ところどころ瓦が浮いていて、影が太く見える所が結構あります。
風向きによっては、雨は普通に入ってしまうような隙間が出来ています。
鬼瓦の部分の漆喰が取れてしまい、大きな隙間が出来ていますね。
こういった所から入った雨が雨漏りに繋がってしまいます。
なかなか下からでは見えづらい部分ですので、気がつかない事が多いと思います。
瓦がずれてしまい、本来隠れている部分がずれにより隙間になっています。
戸行ったところが何ヶ所かあり、歩いていてたわむ所がありましたので、瓦をめくって下地の様子を確認したいと思います。
瓦をめくってみると、下地には杉皮が使われています。
当時としては、一般的なものですが大抵年数により劣化して、杉皮の部分を触ってみると、ぐずぐずになっている事が多いです。
一応、杉皮の下にビニールが引かれていますが、桟木を留めるのに釘が打っていますので、穴が開いているのと同じです。
瓦自体もよく見て見ると、表面の無数のひびが入っており、オレンジの土の部分が見えている所があります。
ここに雨が付いてしまうと、だんだんと脆くなり、最終的には割れてしまいます。
雨漏りを留めるには、一度瓦をおろしてから、下地をやり直す必要があります。
瓦の状態を見ると、再度葺くのもリスクがありますので、金属製の屋根材で、葺き替えるのが得策だと思います。
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