愛知県東海市|築35年のスレートですが、塗って5年で色あせが…
東海市にお住いのお客様から「築35年のスレートですが、塗って5年しか経っていないのに色あせしてきたので見て欲しい」という連絡がありました。
5年ですと塗ったばかりというのが強いと思いますので、すごく気になるそうです。
雨漏りはしていないそうですが、色あせてくると漏るのではと心配になると言っていました。
とても心配されていたようですので、すぐにお伺いし、屋根にのぼって確認致します。
実際、屋根にのぼってみると、とても5年とは思えないほどに色あせしていました。
しかも、色あせだけではなく、ひび割れも結構多い印象を受けました。
ひび割れたところが完全に割れてしまい、欠けている部分です。
こういった欠けが増えると、本来隠れている釘が見えてしまう事が出てきます。
釘は、スレートの重ねの被りを計算されて位置が決まっていますので、端からの距離が短くなると、下地に水が廻ってしまいます。
このようなひび割れが、割れてしまいかけた部分が落ちてしまい、先ほどの写真のような状況になります。
予備軍がいくつもある状況なので、今、雨漏りしていないからと安心は出来ないですね。
色あせにより、村が出来てしまっているので、現時点では防水はあまり効いていないようです。
スレートは瓦に比べ、大判サイズになりますので、横幅が90㎝くらいあります。
1枚1枚は固定していますが、スレート同士の横方向には連結していないので、劣化していくと反り上がってしまいます。
そうなると、浮いたように見えますので注意が必要です。
酷いところになると、1㎝くらい浮いている所もありましたので、この部分に関しては、釘に部分から下地の木材に水が廻っている可能性が高いと思います。
実際、その周辺を歩くとグッと沈むような感じがしますので、下地まで影響しているようです。
軒先の方が一部塗膜の剥がれや、黒ずみが多く出ています。
水分は低い方へと集まりますので、一番低い軒先の周辺が症状が多く出ます。
ちょうど割れた部分に苔の塊が出来ています。
苔の色が青々していますので、まだ成長中みたいですね。
おそらく、屋根に苔が生えていると思っている方はいないと思いますが、防水性の劣化が進んでいくとこのような症状が出てきますので、苔を発見した時は、防水が切れていると思われた方が良いと思います。
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