大府市にお住まいのお客様から「最近、屋根から木くずのようなものが落ちてくるのですが見てもらえますか？と連絡がありました。

築年数が36年ほど経つお宅です。

何となくですが、トタン屋根の所から落ちてくるような気がするとおっしゃっていましたので、トタン屋根を確認していきます。

トタン屋根の方は、定期的に塗装をしているようです、

最近では、5年前に塗られたそうです。

雨漏りするのが嫌でしたので、トタン屋根の方は特に気を使いお手入れしていたようです。

トタン屋根の方は勾配が緩いため、軒先に湿気が溜まり、その湿気が鼻隠し板まで回り、シロアリが来やすい環境になってしまいました。

指で触ってみると、ぽろぽろと崩れてしまうくらい傷んでいます。

写真でも、木部のすかすか具合が分かると思います。

これでは、トタンの下地としての役目を果たしてはいません。

また、穴が大きくなると、さらにその部分から雨が入り込んで、腐食に繋がってしまいます。

シロアリは、湿気の多い所を好みますので、通常は水廻りに出る事が多いのですが、屋根にも湿気が多くなるとシロアリを呼んでしまいます。

建物を湿気から守る事が、長く使うための条件ですが、そのために屋根や外壁があります。

ただし、この様な状態になってしまうと役目を果たせない状況になってしまうと意味が無くなってしまいます。

建物の寿命や強度に直接関係してくる所ですので、皆様も意識して頂けると、大ごとにならずに済みます。