大府市にお住まいのお客様から、屋根の診断依頼がありました。

築１３年のスレート屋根のお宅ですが、最近は破風板が汚れてきたのと、釘が浮いているように見えるので、心配になり、連絡をくれたそうです。

早速、お伺いし、屋根を確認致します。

確かに、破風板が汚れていますね。

特に、破風板が白なので、汚れが目立ちます。

よく見ると、ただ単に汚れているのではなく、表面に苔がうっすらと生えているのが、汚れに見えていたようです。

ここも、ケラバの板金が浮いています。

確かに、下から見ても分かるくらい浮いたところもありますね。

でも、この釘浮きに気付かれるのは、すごい事だと思います。

私達は、仕事柄いろんな症状を見てきているので、過去に見た事のある症状は気付きますが、一般の方で気づつ事は、相当関心がないと気付きません。

また、スレートの方も見ていきます。

スレートに関しては、反りが出ていて浮いたように見える所がかなりあります。

この症状がでてくると、ひびや割れに繋がってきますので、注意が必要です。

よく見ていくと、やはり割れている所も数カ所ありました。

スレートの経年劣化によるもので、塗膜も劣化して、当初よりも色が薄くなっているようです。

並行して防水性も低下していきますので、湿気を吸い、乾燥しを繰り返す中で、劣化が進んでいきます。

スレートの劣化が進むと、表面が欠けたりもしますので、スレートの地がでると、傷みも早くなります。

こういった事は、屋根にのぼらないと分からない事ですので、定期的に屋根を見てもらう事をお奨め致します。