名古屋市南区|3階建ての屋根ですが見てもらえますか?
名古屋市南区にお住いのお客様から「3階建ての屋根ですがみてもらえますか?」という連絡がありました。
3階まで届く梯子も用意していますので大丈夫ですと答えると、お願いしますと依頼を受けました。
早速お伺いし、屋根にのぼってみると、最近では珍しいアスファルトシングル材を使用されていました。
自分の中では、耐用年数も短く、防水性も良い印象が無い屋根材です。
なぜこの屋根材を使ったのかが、不思議な感じです。
屋根の形状も、単純切妻ですし、勾配も緩い部類になります。
しかも、周りを壁で覆われているので外からも見えないので、どうしてなのかと思ってしまいました。
通常、このタイプの屋根材は、屋根の形状がアールになっていたり、複雑な形をしているときに使用されます。
耐用年数が長くないために、ほとんど見かけなくなった屋根材です。
ここは雨押えという壁との取り合いの部分になりますが、板金に穴が開いています。これは、抜けた後ではなく、打ち間違えた穴だと思われます。
棟とお間押えの取り合い部分ですが、隙間にコーキングを打っていますが、紫外線により劣化し、弾力が無くなっています。
そうなると、金属は、熱によって収縮しますので、硬化して追従できなくなり隙間が開いてしまいます。
この屋根材の表面は、天然石を砕いた砂のようなもので覆われていますが、割とすぐに粘着が弱くなり、砂が取れてきます。
取れた砂が、雨樋の中に溜り、苔などが生えやすくなると、妻胃の原因にもなります。
砂が取れてしまうと、素地のファイバーシートが見えてしまいます。
ファイバーシートは紫外線に当たると、劣化しボロボロになってしまいます。
一応、コーキングを打ち、補修しているようですが、長くはもちません、
あくまでも、応急処置ですので、一時的なものです。
早めのお手入れが必要な屋根材になりますので、タイミングを見て、手を入れてください。
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