名古屋市南区にお住まいのお客様から、なんか雨漏りしているようなので、見てもらえますか？と連絡がありました。

早速、伺いまして家を拝見していると、気になるところがありました。

ちょうど真ん中辺に見える雨樋の端にあたる木部のところです。

破風板と鼻隠し板が合わさっている部分です。

こちらの家は、築23年経っているお宅で、破風・鼻隠しは木材を使用しています。

最近では、あまり見かけなくなり、今は、ケイカル材を使用しているケースが多くなっています。

反対側をのぞいてみると、なんと、穴が開いています！

破風板の塗装もほぼ剥がれてしまっています。

ちょっと分かりづらいので、少し角度を変えてみます。

こちらの角度の方が、穴があいているのが、分かりやすいですね。

このままの状態にしていると、鳥が入って巣を作ったりしてしまうので、中の木材を傷めてしまいます。

お客様の言っている雨漏りは、ベランダの下の事のようですので、こちらも詳しく見てみます。

右側の所に板を張っているのが、分かります。

お客様が、ご自身で張ったようです。

こちらの原因は、サイディングの角の部分が特にが劣化して、防水性が無くなり、下側にある見切縁を腐食させてしまい、さらに上裏と呼ばれる裏の白い板まで水が廻り腐食して、穴が開いていました。

ベランダ内のドレン周りは、特に傷んではいませんでしたので、外側のサイディングからの水の侵入が原因のようです。

今回は、サイディングの痛みがひどく、塗装ができない状態まで傷んでいるので、張替しか方法がありませんでした。