名古屋市緑区にて築40年の陸屋根で雨漏りし調査依頼がありました
名古屋市緑区にお住いのお客様から「築40年の陸屋根ですが、雨漏りが酷くなってきたので見てもらえますか?」というお問い合わせがありました。
前に漏った時は自分で補修して止まりましたが、今回は止まらなかったので連絡をくれたそうです。
早速、お伺いし室内の様子から確認していきます。
天井が落ちそうになったので、ご主人様が自分で天井に板を張っていました。
その下のクロスの剥がれ方を見ると、かなりの量の雨が入ったとみられます。
以前は染みだけだったそうですが、今回のは天井が膨らむくらいになったので、慌てて板を張られたようです。
雨漏りしている位置を、頭に入れ、屋根にのぼって確認していきます。
陸屋根では珍しくFRP防水をされている屋根でした。
これだけの広さになると、ウレタン防水で施工されるケースが多いです。
どちらも、防水性は高いのですが、紫外線には弱いので、トップコートを塗り、紫外線から防水層を守ります。
トップコートはあまり長くはもちませんので、5~6年周期で繰り返し塗りことが必要ですが、見たところトップコートの塗り替えはされていないようです。
ですので、表面にはFRPの繊維状の素地が見えています。
この状態で長く放っておくと、FRPがひび割れ躯体に水が廻ってしまいます。
もともとのトップコートの色は、もっと濃いグレーですが、レ化してしまい色も薄くなっています。
コーナー部分には、ほこりなどが溜まりカビが生えています。
繊維状のFRPの素地が見えるところが多いですね。
排水ドレンの周りには黒カビが出ています。
水が集まる場所になりますので、カビなども出やすい環境になってしまいます。
勾配が緩いので、水の流れが緩やかなのも原因の一つかもしれません。
屋根の外側の塗膜が剥がれてしまっています。
それにつられ、防水層の部分も剥がれかけているのが分かります。
コンクリートは水を吸い込んでしまうため、このように塗膜が剥がれると雨水が浸みてしまいます。
こちらは、ご主人様が雨漏りの原因と思われるところをコーキングで補修した部分になります。
最近では、ホームセンターでいろんな道具や材料が手に入るため、ご自身で補修される方が増えています。
特に雨漏りの場合は、補修しても止まらない時に、原因が分かりづらくなることが多いので、できたら補修する前に呼んで頂いた方が、原因が分かりやすいので助かります。
あきらかに穴が開いていたりする時はまだいいですが、どこか分からない時は、早い段階で業者に任せましょう。
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