名古屋市緑区にお住まいのお客様より、屋根の色が変わってきたような気がして、気になるので見てもらえますか？と連絡がありました。

こちらのお宅は、築14年経っている家で、まだ一度もお手入れをされていないスレート屋根のお宅です。

お客様の言っている通り、屋根が白っぽく見える所と、黄色っぽく見える所があります。

白っぽく見える部分は、南面になります。

これは紫外線によって塗膜が劣化し、表面の砂がセメントから剥離して、スレートの素地が出ているのが原因です。

黄色っぽく見えるのは、逆側の北面になります。

これは、南面よりも日のあたる時間が少ないので、スレートに湿気が残り、そこに、カビや苔が発生してしまいます。

こちらが苔の生えている写真です。

結構、緑色が強くまだ成長していく感じですね。

こういった苔がいたるところにありますので、相当湿気がスレートの裏側に溜まっていると思います。

こちらは、1階の屋根の壁際の部分になります。

どうしても、壁際は日当たりが悪くなるので、苔が生えやすい環境になります。

全体的に、スレート材の防水が切れていますので、水を吸ってしまい下地にも、少しづつ湿気が溜まり、軒天にまで湿気が廻り、黒ずんでいます。

このまま放置しておくと、腐食して穴があいてしまい、そこから鳥が入って、巣を作る事があります。

そうなる前に、早い時期に、お手入れする事を、お奨めします。