名古屋市緑区にお住まいのお客様から「築43年のスレート屋根ですが、一度塗装をしていますが心配なので見てもらえますか？」というお問い合わせがありました。

よく聞くと、５年前に塗装をされているようですが、それでは何となく心配なので見てもらおうとご家族での話となり連絡をくれたそうです。

早速お伺いし、屋根にのぼってみます。

塗装したのが５年前とお聞きしていましたが、見た目からはとても5年とは思えない状態でした。

塗膜が剥がれている所もあり、全体的にかなり傷んでいました。

この部分は、塗装する際に、コーキングで補修されていた部分ですが、コーキングが劣化してしまい隙間ができています。

結構割れているスレートが多く、ここも割れている部分です。

屋根の色も、全体的にムラになっており色の濃さが全然違います。

ここは棟が段違いになっている部分ですが、納め方が悪く、スレートを止めている釘が見えてしまっています。

軒先の部分になりますが、スレートが割れ、そこから雨が侵入し湿気が多くなりますので、割れたところを中心に苔が生えています。

余談ですが、こちらの屋根は、約半分をパラペットという壁に囲まれていますが、その壁の笠木の部分ですが、ここも上から釘を打っていますので、中も木材に水がまわり、腐食させていまいます。