名古屋市南区|築80年の和瓦のお宅の雨漏り調査に行きました。
名古屋市南区にお住いのお客様から、雨漏り調査の依頼がありました。築80年の和瓦のお宅です。
なかなか80年の瓦を見ることも少ないのですが、かなり年季が入っていました。
まずは、室内の雨漏り箇所を確認致します。
およその位置を確認した後で、屋根にのぼってみます。
瓦自体もかなり老朽化していましたので慎重にのぼっていきます。
ぱっと見でも瓦がずれていますので全体的に歪んで見えます。
瓦も劣化して、かさぶたのように割れているものが多いです。
一番上まで行き、棟から確認していたのですが、棟の両端にある鬼瓦の片方の巴瓦がありませんでした。
下地の木材がむき出しになっています。
木材も傷みが激しく、腐食が進んでいます。
モロに雨が入ってしまうので、雨漏りするのが当たり前の状態です。
瓦自体も割れたり、欠けたりと劣化具合が激しいですね。
踏み割れしないよう、十分気を付けながら調査を進めます。
ここまで劣化が激しいと、乗る場所を間違えると簡単に割れてしまいます。
ご覧のように、瓦がずれて縦横の重なり部分の線が凸凹になっています。
本来は、綺麗にマス目になるのですが、真っ直ぐな部分が少ないくらいずれたところが多いです。
瓦の上を歩いていて、何か所かたわむところがありましたので、瓦をめくってみました。
当時は杉皮の上に土を乗せ、瓦を葺いていますが、杉皮が劣化し、薄い部分が無くなってしまい穴が開いている状態になっています。
雨が入れば、この穴から天井裏に入ってしまい雨漏りしてしまいます。
こういった所がいくつもありますので、下地から直さないと、雨漏りは止まりませんので、全体的にお手入れが必要な状態です。
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