さっそく屋根の上に登って現況をしっかりと診断してまいりたいと思います。今回の屋根経常は片側が寄棟屋根で片側が切妻屋根といったお家でした。屋根材は化粧スレート瓦です。

縦に黒いスジが入っています。屋根の一番高いところにある棟から汚れが流れてきているのでしょう。これらは防水性能が低下してきた頃からひどくなってくることが多いです。

違う面を見てみました。遠くからでも白く見える箇所がありますね。これは表面が剥離してきてるのです。剥離した部分は、メンテナンスによる塗装を施してあげたとしても剥離しやすく後々のメンテナンスサイクルを短くしてしまう要因になります。

近づいてみてみました。小さく剥離しているのと水気が乾燥しにくい部分はコケが付着していました。このようになった屋根は防水性能が低下している証拠なので、割れてきたり浮いてきたり劣化症状が出てきます。

剥離したところを発見しました。

表面がほとんど白くなっている箇所もありました。よくみると浮きも出ています。早めのメンテナンスをして頂く事がよいかと思います。