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名古屋市 緑区|何十年も屋根のことなんて気にもしなかったのですが。。。
名古屋市 緑区|主人がいなくなってから何十年も屋根のことなんて気にもしなかったのですが、娘が遊びに来た時にこの屋根を見て何とかしないと住めなくなるわよと言われたので、インターネットで少し探してみるとこちらの屋根屋さんを見つけました。
屋根の上に登って来ました。切妻屋根で昔からある日本瓦です。屋根材は粘土瓦といわれる種類のもので粘土を瓦の形に成形したあと乾燥を行います。乾燥を行うことでより強くねじれのない瓦が完成されます。そしてしっかりと乾燥させた後、約1000度以上の釜の中で10時間以上も焼くことになります。焼成といいます。
屋根の端にあるケラバと言われるところあたりの瓦のズレが酷いですね。このままでは雨が降るたびに屋根の下の下地を傷めてしまい後々雨漏りにつながります。
写真で写っている部分は屋根の一番てっぺんにあたる棟といわれるところです。棟はいくつかの種類の瓦を積み重ねて作られています。下の一段目から数段積まれている瓦が熨斗(のし)瓦といいます。通常3段から4段積まれているところが多いですが、こちらのお客様の熨斗瓦は6段と多いです。熨斗瓦は隙間から雨の進入がしやすいので漆喰でしっかりと埋めているものです。積んでいる熨斗瓦が多いほど雨漏りしにくいといえます。
雁振(がんぶり)瓦といわれる部分です。雁振瓦も熨斗瓦に乗せているだけの所が多くそのままでは落ちてしまうので番線(針金みたいなもの)で縛っていました。今の構造では雁振瓦の上から長いビスで締めて固定されていますので番線は使用されていないところが多いです。
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