刈谷市|築7年のスレート屋根、ご近所の方がお手入れしたけど…
刈谷市にお住いのお客様から「築7年のスレート屋根ですが、ご近所の方がお手入れしたのですが、もうしないといけないですか?」とお問い合わせがありました。
同じ建売なので、気なってしまい連絡をくれたそうです。
特に同じところで建てていれば、尚更身になると思います。
早速お伺いし、屋根にのぼっていきます。
築年数が7年と聞いていましたので、まだ大丈夫そうかなと思いながら屋根にのぼりましたが、屋根を見て印象が変わりました。
築年数を聞いていないと、12~13年位の年数と思うような状態でした。
屋根の形状は、切妻を段違いにしたシンプルな形状で、化粧スレートのお宅です。
まずは、板金廻りを見ていきます。
気になったのが、釘を打つ場所です。
通常天打ちという上から釘を打つことは、あまりしないのですが、上から打ていて、釘頭の処理も全くしていません。
上から釘を打った場合は、雨が中に入らないようにコーキングで処理をします。
釘頭の処理をしていませんので、中の貫板の傷むスピードは確実に早くなってしまいます。
また、ばんきんのとりあいのぶぶんの隙間を埋めるコーキングも紫外線により劣化していまい、弾力が無くなりひび割れを起こしています。
化粧スレートの浮きも全体に出ています。
歩くとふわふわするには此のためですね。
原因と致しましては、表面の塗膜が劣化してしまい、防水性がほとんどなくなった状態になっていますので、スレート自体が水を吸ったり吐いたりの繰り返しで、だんだんと反ってしまい、浮いたようになります。
一番大きな浮きの所では、12mmほど浮いてしまっていました。
これだけ隙間が出来ると、雨も風向きによっては駆け上がってしまいます。
そうすると下地を傷める原因になり、放っておくと雨漏りの原因にもなります。
化粧スレート自体も、まだ小さなものですが欠けている所が多く出ています。
こういった事は、屋根にのぼらないと分かりませんので、まだ7年だからと思っていると気が付かない事です。
勇気をもって、屋根を見てもらおうとした事が良かったと思います。
早い時期であれば、いろんな選択肢の中から、予算も含めて検討できますが、事がおきてからだと直し方も限定され予算も高くつくことが多いです。
化粧スレートは、瓦に比べ早い時期にお手入れが必要になりますので良くご検討下さい。
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