刈谷市二階建てスレート屋根の点検による現状の確認。
刈谷市にてスレート屋根の保守点検にお伺い致しました。
定期的に依頼を頂きお伺いしているお家で、今回も問題がないかドローンで確認していきます。
築年数も15年以上経っており、現状雨漏りはないがメンテナンスしていないので心配とのことでした。
それではドローンで確認していきます。
上空から見ることで屋根の形状や状態がすぐに把握できるので非常に便利です。
スレート屋根ですが珍しい形をしていますね。
鱗状に葺かれた屋根材は、旧クボタが生産していたアーバニーと呼ばれる屋根材です。
このアーバニーは2000年初頭に生産されていたノンアスベストの屋根材なのです。
しかしながら、ノンアスベストの屋根材が出始めた頃のものは従来のスレート屋根に比べて基材の粘着力が弱く割れやすいのがデメリットとされていました。
まだ一度もメンテナンスをされていないとのことだったので、もしかすると割れている可能もある為しっかりと確認していきます。
全体的には屋根材自体の防水効果が切れ苔が繁殖しています。
放っておくと屋根自体が劣化してしまい雨漏りの要因となる為気をつけなければなりません。
少し低い位置から見ていくと一部割れている箇所がありました。
劣化するとともに雨漏りの心配ももちろんですが、割れることで屋根材が落下してしまう恐れもあります。
今のところ、一部割れている箇所はあったものの、すぐにずれ落ちそうな危険のある所はありませんでした。
浮いている屋根も無かったので下地も腐食はしていないようです。
しかし、劣化していることには変わりないので状態が悪化しないうちにメンテナンスをお勧めします。
なぜなら、メンテナンスを怠って現状が悪化してしまうと最終的に屋根を葺き替えなければならなくなってしまうからです。
屋根を葺き替えると、既存の屋根材を剥がし新たに下地を作って新しい屋根を葺いていくので非常にコストがかかってしまいます。
今回確認した内容の現状を報告し、今後安心して住んで頂くために上記のご提案をさせて頂きました。
今後、屋根のメンテナンスを考えている方は一度屋根の現状を把握しておく必要があり状態によって施工方法が変わってきます。
発見が遅くなるとその分コストがかかってしまうので是非一度ご相談ください。
本日もご覧頂き有難うございます。
街の屋根やさん 名古屋南店
中村
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