名古屋市南区にて塗膜で滑り屋根に登れない化粧スレート瓦
今回は名古屋市南区の築25年、化粧スレート瓦で10年前に外壁と一緒に塗装したままの屋根のお話です。
お客様から点検依頼の連絡があり、
「近所の屋根やさんに屋根点検を依頼したら滑るので登れないとその業者さんに言われたんですが、お宅は登れますか?」
「たぶん大丈夫です!」との事で行って参りました。
私の限界は20寸勾配まで登った事があります。→登ると言うより壁に沿っただけですが 笑
本当に怖かったのは10寸(45度)勾配の三階建てで強風の吹く中です。
登ってみると、塗装面が一部ツルツルになっているところがあり、しかも苔とカビが微妙にあるのでこれでは滑りますね。
登れない原因は北側と言う事でした。(^^ゞ
正面なんで、他の屋根業者さんはこちらの方から登ろうとしたんですね。
ここから登ろうとすると、滑って誰でも危険で無理です。
3段ハシゴを持ち替えて、少し大変ですが軒に気をつけながら建物の反対側に回って登ります。
日が良く当たっている所は紫外線で塗膜が痛んで滑りにくくなります。
なので、化粧スレート材(カラーベスト)に塗装した後の点検は南東・南西側から登りましょう。
化粧スレート材(カラーベスト)そのものは劣化が著しく、割れた部分が滲んでいます。
コケ・カビも酷いです。
よく勘違いされていますが、化粧スレート材(カラーベスト)は塗装したからと言って、コケやカビが生えなくなる事はないのです。
特にスレートの上下の段の部分は「縁切」りしていない場合雨水が溜まりコケの温床になっております。
縁切りしていても、塗料が夏場に溶けてまた引っ付いてしまう事もしばしばですので、塗装後に縁切りしてタスペーサーというかませ材を使うのが本当はベターです。
ただ、タスペーサーの施工法が悪ければ応力がかかってスレートが割れ易くなるのがデメリットではありますが、我々は素人ではありませんので大丈夫です。
至る所でコケが詰まっています。
こんな感じの屋根なので、セメントの棟を取ってからのカバー工法をオススメ致しました。
下屋根も見るようにします。
下屋根は勾配が緩いのが普通です。急だったら、天井が低くなりますからね。
しかし、北側は緩くてもやっぱりつるつる滑りますね。
日が当たるところは勾配が多少きつくても大丈夫です。
表面の塗膜の光沢が全然違うのが画像からでも分かって頂けるでしょうか?
こんな感じで、大体の屋根は工夫次第で登る事ができます。
また、物理的に登れない急勾配の屋根でも当社にはドローンという最終兵器がありますので安心して屋根の点検をご依頼下さいませ。
塗装して滑る屋根、梯子をかけると壊れてしまう様な傷んでいる雨樋や屋根には全てドローンを使用しております。
では、また(^^ゞ
菖蒲田(ショウブダ)
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