名古屋市南区にて化粧スレート瓦を補修かカバー工事かの診断
名古屋市南区で本日は化粧スレート瓦の診断です。
築年数は23年目、一度も塗装も補修もしていないというお宅です。
雨は降っていないのですが、とにかくよく滑る屋根でしたが何とか診断してきました。
こういう屋根の場合の登り方の鉄則は、出来るだけ谷の近くにハシゴをかけて登るようにします。
谷から登ると、滑らないわけではありません。
例えば北西の方面だと北の方角と西の方角それぞれの屋根面に乗せている足の重力がかかり滑る方向が90度別々に分かれているので、体重をバランスよく乗せると滑らないでグリップが効くのです。
切妻形状の屋根だったら本棟を両足で挟んで両股開きになり安全地帯に、
寄せ棟形状の屋根は谷があればそこが安全地帯になり大丈夫なのです。
なので、よく瓦が割れていたら引っかかっている部分でもありますので、大体はそこから診断が始まります。
ここは三角の部分ですね。
よく滑ります。
軒先や雨どいをチェックする時はかなり気をつけて降って行きます。
勿論降って行く時も、降り棟板金を両足に挟むような感じでいくとやや安心できます。
谷部分と比べると、安全とまではいきませんが。
苔がたくさんあるところはズルズルッと滑っていきますので、谷を両足に挟んでゆっくり降りていき雨どいや軒先の診断を致します。
さっき話した谷部分に化粧スレートが割れた破片が挟まっていました。
これだけ苔が生えていると、防水が効いていないので劣化も相当にあります。
棟板金は明らかに錆びていますね。
片面はカビで覆われていて、片面は苔で覆われています。
どっちが滑ると思いますか?
答えはどっちも良く滑ります 笑
北面に近ければ近いほど苔が多くなりますので、屋根診断の際はとにかく安全である(と思われる)箇所から登っていくのです。
錆びたところから更に錆びた釘が出ています。これは危険ですね。
スグに抜けてしまいそうです。
台風なんかで飛ばされている板金などは、大体こんな感じの棟板金が多いのです。
横から見たら、浮いているのが一目瞭然です。
こんな状況の化粧スレート瓦を見たら、必ずお客様には早急に直された方が良いとお伝えしております。
勿論、直す直さないは別にして応急処置はして帰りますのでご安心を!
こんな感じで日々屋根を診ております。滑る屋根は本当に怖いので慎重に点検業務を行っております。
いつもブログをご覧頂きましてありがとうございます。
ではまた。
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