愛知県みよし市|天窓が台風で飛んだ家に太陽熱温水器 診断編②
さて、棟板金をメインにした診断から、こちらは太陽熱温水器を設置しているのでそちらの方もちゃんと診断する事にいたします。
太陽熱温水器の下辺りは通常のスレート部分より結露などで痛み易くなる場合がある為、屋根に登る際に温水器があった時は必ず点検した方が良いのです。
太陽熱温水器の周辺は塗装したスレートなら大体上記の様な剥離が見られます。
スレートの素地の中に水が溜まって、上に塗っている塗料を押し出してしまう為です。
場合によってはスレートが反ってきたりする事も多いです。
こちらの化粧スレートの場合は、剥離が甚大と言えますね。
見ての通り、温水器の下の部分は結露が溜まって塗膜をめくれあげてただれる様になっています。
そして、溜まっていた結露などは軒先へと流れるのですが、残った水分はコケやカビの養分となりどんどん成長していきます。
こちらの場合はコケが一列にびっしり生えています。
太陽熱温水器のすぐ真下の所です。
コケの塊が群生して森状態になっているのがお分かりでしょうか?
昔の朝日ソーラーが乗っている家ではよくこういう光景を見ました。
勿論、屋根に取ってはあまり良い状態ではないのは明らかだと思います。
この剥離の仕方では、もう塗装は不可能です。
この上から塗装してもどうにもならないですね。
1年持ったらいい方だと思いますので、
この屋根の状態みたいになったら再塗装はやめましょう。
と言う訳で、塗装&太陽熱温水器のコンビはあまり感心は出来ません。
では、次の話で養生をいたします。
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